テラーノベル
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修人
教室から飛び出た僕は朝でも暗い空き教室のロッカーに隠れながら独り言を言う。
そりゃあそうだろう。僕は成績が良くないうえ、動物と何となく会話が出来る。
現実離れしたこの才能を誰もが嘘つきだと罵った。
金持ちなのに能無しだと誰もが嘲笑った。
あのゴミを見るような目。
あのどこにいても聞こえる陰口。
全部全部。
修人
冬だと言うのに、1番寒い寂しい部屋で独り。
なんだか分からない頭痛が僕を襲う。
修人
何とかして移動しないとと思い、ロッカーからでる。
立ち上がった瞬間視界が崩れた。
修人
そっか、ずっと寒い場所にいたんだから、痺れていても不思議ではない。
修人
まただ。頭が痛い
修人
血だ。
修人
ふとロッカーの上を見る。そこには二つ折りのメモと突き刺さるカッターがあった。
修人
修人くんへ 僕は君が嫌いです。控えめに言ってシネ。全学年お前のこと嫌いだからな。By金木ゆずとクラスメイト。
修人
僕は持っていた包帯で簡単な治療を施す。
修人
修人
ダッダッダ!
ガラガラガラ、、、
もう1人の僕
修人
もう1人の僕
修人
コメント
2件
良い(〃♥^♥〃キャャャア)