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え、どうしよう〇していい?((
散々なパーティになったけれど 帰りも弟がいてくれたおかげか
少しは良(よ)い帰り道になった。
そして、家に戻った私たちは 互いの自室へ行き
早くも眠りについた。
私がもう一度目を覚ました頃には 5時を回っていた。
そう。5時過ぎに起きてしまったのだ。
宮野 栄利香
携帯で時間を見ながら 苦笑いをして言う。
私はいつも、5時ぴったりに起きる。 アラームをセットして。
だが、何故か、今回はその音が 全く聞こえなかった。
アラームが鳴れば すぐに起きていたが…。
けれど、そんなことを一々考えていてもキリがなかったので、一旦考えるのを辞めて家事をしに リビングに行く。
宮野 栄利香
でも──
宮野 守琉
宮野 栄利香
なぜか、守琉が私のすべき家事を全てこなしていた。もちろん、朝食も作られていた。
宮野 栄利香
宮野 守琉
宮野 栄利香
宮野 栄利香
普段こんなことは言わないが、本当に感激していたので感動を口にした。
宮野 守琉
宮野 守琉
守琉はそう言って、 私を椅子に座るように促した。
宮野 守琉
宮野 栄利香
私は、守琉の料理を初めて食べたけど
ここまで美味しいのはどうして?
言葉に出ないほど、 とてもジューシーで美味しい。
宮野 栄利香
宮野 守琉
素っ気ないけども、分かりにくいけども、 私には若干分かる。
照れくさそうに 少しだけ微笑んでいることを。
宮野 栄利香
宮野 守琉
こんな何気ない日常が、 ずっと続けばいいのに──
登校中、誰かに尾けられているような
視線と足音が聞こえてくる。
もちろん自意識過剰なことはない。
でも、このヤな感じは……。
なぜか、昔、感じたような怖さが──。
私は走って、走って、走り続けた。
嫌な予感がして 私のことを尾けてる誰かを 速攻まいた。
宮野 栄利香
宮野 栄利香
宮野 栄利香
あともう少しで、校門が見える角で、一息ついた。
昔、沢山走っていたので、 今もまだ体力は割とある方。
私は、自分の教室へ入る。
すると、なぜか教室内は静まり返っていた。
普段は騒がしいほどなのに。
宮野 栄利香
果糖 陀
糖 栞愛
宮野 栄利香
果糖 陀
よく分からないけれど、陀ちゃんが涙を流し泣いている。
宮野 栄利香
糖 栞愛
糖 栞愛
宮野 栄利香
本当に言っている意味が分からない。
私は何もしていないのに。
そんなことを思っていたら、突然クラスメイトの男子が私に言う。
クラスメイトたち
クラスメイトたち
果糖 陀
まだ陀ちゃんは大袈裟に 泣き散らかしている。
宮野 栄利香
クラスメイトたち
クラスメイトたち
宮野 栄利香
透け透けなドレスとか、やたら胸元があいていたやつとか…。
宮野 栄利香
糖 栞愛
果糖 陀
宮野 栄利香
クラスメイトたち
クラスメイトたち
クラスメイトたち
クラスメイトたち
果糖 陀
話がよく分からないけど、もしかしてこれって、嵌められた?
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
もうなんか、全部疲れちゃったな。
宮野 栄利香
果糖 陀
糖 栞愛
分かってた。
全部、本当は。
でも、気付かないこともあったのは事実。
さっきのも、私は気付かなかった。
だって、"鈍感"だから。 数分後…私は、この気持ちを楽にさせる方法を思い付かせた。 ──────────
この際、壊れてもいい。
だから、私をもっと楽にさせて。
そう思って、私は"精神超安定剤"を 前回より倍ほど飲み込んだ──。