センセイ
おい、さっさと入れ。
NO.10542
……
センセイ
受け答え出来ねぇのか?あ?
NO.10542
ごめん、なさい
センセイ
チッ。出来るなら最初からしてくれ。NO,10542
NO.10542
はい……
NO.10542
また、4ねなかった。個性なんてものがこの世になければ……
NO.10542
私が個性を持って生まれて来なければ……
ガッシャーンドーンッッ メキメキ バキッ
NO.10542
なんの音?
センセイ
おい!さっさと来い!!
NO.10542
あ、はい
NO.10542
え?
彼女の前の景色は、壁が壊され、床は血の海。そして、体に炎をまとった人、背中に赤い羽根が生えた人、首に白いロープを巻いた人がいた
??
子供?
センセイ
あいつらを56せ
NO.10542
…?
センセイ
あいつらは俺達を56しに来てる。成敗してやれ。
??
違う!俺達は君を助けに来たんだ!
??
俺達はヒーローだ
NO.10542
ヒー、ロー?
センセイ
無駄だ。こいつはヒーローのことを知らない。なんから、外のこともほとんど知らねぇよ。
ヒーロー
……は?
ヒーロー
と、とりあえず保護優先!
センセイ
やれ。
NO.10542
“火球“
唱えたと同時に、彼女の周りに火球が浮かび上がった。
ヒーロー
待て!
NO.10542
4ね。
火球が飛んだ先はヒーローではなく、センセイだった。
センセイ
は?!おい!今すぐやめろ!!
それがセンセイの最後の言葉だった。