次の日
今日も彼は赤君の家に行った
青
……はぁ
その時だった
ピコンッ
僕のスマホから通知音がした
青
誰だろう、、、
トークを開いてみると橙君だった
LINE
橙
なぁ、青
青
どうしたの?
橙
今暇?
青
暇……だけど?
橙
俺ん家で一緒に遊ぼーや
青
いいよー
青
今から家行くね
橙
おけ、部屋掃除しながら待っとくわw
橙君……かぁ
そういえば最近は黄君の事しかなくて 誰とも遊んでなかったな
もしかしたら相談に乗ってくれるかも……!
僕は急いで準備をして橙君の家へと 走っていった
ピーンポーン
橙
はーい!
青
やっほw
橙
あがってあがってーwww
青
おじゃましまーす!w
最初は笑いながらゲームや世間話をしていた
その時
青
最近、黄君が浮気してる……っぽいんだよね
明るい笑顔から今にも泣きそうな顔に 切り替わりそう言った
いつもいつも黄から惚気話を聞かされる俺にとっては疑わしいものだった
橙
え……それ、ほんま?
青
多分……だけどね、w
その後青から詳しい事情を話してもらった
青
僕、捨てられちゃうのかなw
そう言った声は今にも消えそうだった
こんな事をしてはいけないと分かってるけど
あまりにも泣きそうな顔をする青を放っておけなくて俺は思わず抱きしめてしまった
青
へ……っ?
案の定青は驚いたような表情になった
橙
大丈夫やで
橙
青は絶対捨てられへん
橙
捨てたら俺が殴りに行ったるわ
青
……ありがと、w
青
ねぇ、
青
もう少しこのままでいい?
そういう青の声は今にも泣きそうだった
だから迷わず
橙
ええよ
と言って改めて優しく青を抱きしめた
青
う、ぅ……グスッ
橙
……
なんで浮気なんかするんやろ
浮気するくらいなら
最初から俺に渡してくれればよかったのにな