テラーノベル
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あなたは差し出されたルクスの手ではなく、冷静にこちらを見つめているルシウスへと視線を向けた。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウスは、わずかに目を細めた。
ルシウス
そう言いながら、ルシウスはあなたに手を差し出した。
ルシウス
あなたは、その手を取った。
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは、まっすぐにあなたを見る。
ルシウス
その言葉が、なぜか胸に残った。
⸻
ルシウスの屋敷に着くと、あなたは客室へ案内された。
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは淡々と続けた。
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは踵を返した。
ルシウス
あなた
その背中を見つめながら、あなたは思った。
この人なら。
本当に何かを見つけてくれるかもしれない。
⸻
数日後。
ルシウス
あなた
ルシウス
あなたは、覚えている限りのことを話した。
眩しい光。
地下の部屋。
そして、そこにいたルクスとノクス。
ルシウス
ルシウスは何かを考えるように目を伏せた。
あなた
ルシウス
ルシウスは一枚の紙を机の上に置いた。
ルシウス
あなた
ルシウス
あなたは息を呑んだ。
あなた
ルシウス
ルシウスは首を横に振る。
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは小さく息を吐いた。
ルシウス
あなた
ルシウス
⸻
けれど。
あなたは、ルシウスの屋敷でただ守られているだけではなかった。
魔物が現れたという知らせが届いたのだ。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウスは黙ってあなたを見つめた。
やがて、小さく息を吐く。
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは淡々と告げた。
ルシウス
⸻
あなたの光に触れた魔物は、次々と消えていった。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
あなたは笑った。
その笑顔を見て、ルシウスは一瞬だけ言葉を失う。
ルシウス
そして、すぐに視線を魔物へ戻した。
ルシウス
あなた
ルシウス
けれど。
魔物を倒すたびに、あなたの力は増えていった。
そして、それと同時に。
あなたの身体には、少しずつ疲労が蓄積していった。
⸻
……っ
ある日の討伐の帰り。
あなたの足がふらついた。
ルシウス
ルシウスが咄嗟に身体を支える。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
そう答えた直後。
あなたの身体から、光が消えた。
あなた
身体から力が抜け、その場に倒れ込む。
ルシウス
ルシウスがあなたを抱き止めた。
あなた
ルシウスの表情が変わる。
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスはあなたを抱き上げる。
ルシウス
あなた
ルシウス
珍しく強い口調だった。
ルシウス
⸻
屋敷へ戻ると、ルシウスはあなたをベッドへ寝かせた。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスはあなたの手を握る。
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは少し迷ったあと、目を伏せた。
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは静かに告げた。
ルシウス
あなた
彼の手から、温かな魔力が流れ込んでくる。
あなた
冷えきっていた身体に、少しずつ力が戻ってくる。
けれど。
ルシウス
さらに魔力が流れ込む。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスは、ほんの少しだけ笑った。
ルシウス
……はい
あなたは目を閉じた。
その手を、ルシウスはずっと握っていた。
⸻
数日後。
あなたの体調が戻った頃。
ルシウスは、一冊の古い記録を持ってきた。
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウスは記録を机の上に置いた。
ルシウス
……
ルシウス
あなたは目を見開いた。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスはさらに別の書類を取り出した。
ルシウス
そこには、王家の印が押されていた。
あなた
ルシウス
ルシウスの声は冷静だった。
ルシウス
あなた
胸が苦しくなる。
そんなあなたを見て、ルシウスは静かに言った。
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスはあなたの前に立つ。
ルシウス
あなた
ルシウス
⸻
その後。
ルシウスは王城へ赴き、集めた証拠を王へ提出した。
召喚術式の記録。
聖女を利用する計画。
そして、ルクスの署名。
すべてが明らかになった。
王太子であるルクスは、聖女を政治的に利用しようとしていたことを認めざるを得なくなった。
けれど。
ルシウスは、あなたの前でルクスを責めることはなかった。
ただ一言。
ルシウス
そう告げた。
⸻
王城から戻った夜。
あなたはルシウスの隣に座っていた。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
あなたは微笑んだ。
あなた
……
ルシウスは黙り込んだ。
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウス
あなた
ルシウスは小さく息を吐いた。
ルシウス
あなた
ルシウス
ルシウスはあなたを見る。
ルシウス
一瞬だけ、視線を逸らした。
ルシウス
あなた
ルシウスはあなたの手を取る。
ルシウス
そして、静かに微笑んだ。
ルシウス
ルシウス
握られた手に、力がこもる。
ルシウス
ルシウスはあなたを真っ直ぐに見つめた。
ルシウス
あなたは、その手を握り返した。
今度は誰かに決められた未来ではない。
自分自身で選んだ未来。
その隣には。
冷静で、少し意地悪で。
けれど、最後まであなたを守ってくれた公爵がいた。
【ルシウスルート END】
#普通
羽海汐遠
15,677
#オリキャラ
凱
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コメント
1件
うわっ、ルシウスルート完走した…!最後の「あなたが聖女だからではない、あなた自身だからだ」ってセリフにやられたわ。最初は冷徹な調査官ポジから、いつの間にか主人公を一人の人間として大切にしてるのが伝わってきて、そのギャップがたまらんかった。魔力枯渇で倒れたところから、自分の魔力を分けるシーンもグッときたな。真実を知って「もう計画のためじゃなくていい」って言ってくれるルシウス、最高にかっこよかった🔥 青葛トウカさん、素敵なルートをありがとうございます!