おらふくん
ゆっくりとおらふくんが口を開く
ぼんさん
何とか誤魔化さなければ
そう思った
おらふくん
ぼんさん
自分のおらふくんに対する気持ちは 誤魔化さなければならない
バレてはいけない
うまく誤魔化せたと思ったのに
なんだろう、このモヤモヤは……
ぼんさん
ぼんさん
おらふくん
ぼんさん
言ってはいけないと思っていたのに 誤魔化さなければならないと 思っていたのに
言葉が
気持ちが
溢れてくる
ぼんさん
ぼんさん
誤魔化してはいけない
そんな気がした
俺は真っ直ぐおらふくんを見た
おらふくんもこちらを見ている
大きくて綺麗な彼の瞳が いつもより丸く大きくなっていた
………そうかと思うと 急にうつむいてしまった
ぼんさん
俺は とんでもないことを言った気がする
ぼんさん
おらふくん
ぼんさん
おらふくんが笑ってる
おらふくん
おらふくん
ぼんさん
顔を上げてこちらを見た彼は 満面の笑みだった
可愛らしい
天使のようだ
おらふくん
おらふくん
思いもよらない言葉だった
ぼんさん
おらふくん
ぼんさん
良かったのか……?
ていうか これってつまり…?
おらふくん
ぼんさん
言葉にならない言葉が出た
ていうか 可愛過ぎませんか??? 天使ですか???
おらふくん
おらふくん
ぼんさん
おらふくん
ぼんさん
おらふくん
屈託なく笑う彼が愛しい
正直、俺が抱く気持ちと おらふくんの気持ちはちょっと違う気がするのだけれど
拒絶されなかったという安堵が 今は大きい
ぼんさん
この時間が何よりも愛おしくて
この瞬間が
「幸せ」
ぼんさん
おらふくん
おらふくん
ぼんさん
上機嫌でビールを飲む俺を おらふくんは微笑ましく見つめてくれていたのだけど
この時はちっとも気づいていなくて
お互いが お互いの気持ちを確かめ合うのは まだ少し、先の話……
🍆おしまい⛄️
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