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自分

今回はちょびっと18禁シーンありです

自分

⚠️注意
・レイプ(輪姦) そんなにないけど
・グロテスク(肉片、血など)

自分

では〜

そうして、朝を迎えた。

僕はいつもより早く起きてしまっていた。

剣持刀也

ガク君っ!

伏見ガク

…とーやさん…?

剣持刀也

ふふ、おはよっ!

伏見ガク

とーやさん…なんで…こんな朝に…。

剣持刀也

なんかちょっと早く起きちゃっただけだよ

剣持刀也

一緒に朝ごはん作ろっ?

伏見ガク

……

伏見ガク

えぇ〜?//どぉしたのとーやさ〜んっ!

伏見ガク

何で一緒になんて〜…いいよいいよ!一緒に作ろ!

剣持刀也

ガクくんを…

離したくないから

剣持刀也

……。

剣持刀也

いや、気分だよ

伏見ガク

…?

ガクくんの事は大好きだ

僕の話を聞いてくれて

僕のことを守ってくれて

もう僕には……

ガクくんがいなければ…

剣持刀也

…じゃあ行ってくるね!

伏見ガク

…本当に行くんすか?

剣持刀也

…うん。

伏見ガク

鈴持ってるっすか?

剣持刀也

うん

伏見ガク

いつでも呼んでくださいね?絶対

剣持刀也

うん。

剣持刀也

大丈夫だよ!

剣持刀也

…じゃあね

伏見ガク

…分かった、またね!とーやさん

ガチャ

そうして僕は学校に向かった

遂に教室の前に来てしまった。

恐怖感で震えが止まらない。

針で全身を刺されている様な感覚だ。

この手でドアを開ける事

そんな事出来ないはずないのに、何故か立ち止まってしまう。

ズキッ

今更手の傷が傷んだ。

包帯からは血が垂れ、

廊下で一人目を潤わせていた。

でも…僕だけは僕でいなきゃ…

扉を開けた。

教室に入る。

僕が入った瞬間、一斉に黙って此方を睨んだ。

このどんよりした空気。圧力と重力は時と同時に増している。

クラスメイトのみんな

…。

陽キャ達

…!!

陽キャ達

っぷ、wwwwwww

嗚呼嫌だ。あの声、聞いただけで吐き気がする

陽キャ達

剣持ク〜ン!ww、来たんだァ!w

陽キャ達

ww、剣持クン、この前は良かったなぁ

ああやっぱり、僕には…僕には無理だったんだ…、

????

ははw…、何でだよ…、ふふっ

…え?

陽キャ達

ww何言ってんだお前w

????

まぁ、そりゃそうか…

余裕のある言の葉と相反して、震えと汗は止まらない

陽キャ達

ww、じゃあ今日も…よろしく、な?

????

……

陽キャ達

黙ってるってことはいいんだァw

奴らは顔を見合わせ、嘲笑ってくる。

どう言ったって反抗は出来ない

痛い、もうやだ、何で…

陽キャ達

動画、反響良かったよ〜?

陽キャ達

今この動画知らない人日本中でいないんじゃない?w

????

……っ

陽キャ達

剣持クンのナカ、もう皆んなに知られちゃったねぇ?ww

????

け、消して…

陽キャ達

は?っぷ、ヒヒひっ!消す訳ねぇだろw

陽キャ達

この動画は一生残すw

????

っ、な、何で…っ

陽キャ達

だって…

陽キャ達

オモロいんだもんwwww

その時、衝撃が手の先にまで伝った。

…刃物を刺されたみたいに

????

……は?

陽キャ達

だってこんな有名な剣持クンがこんな動画如きで壊れるなんて…ww

????

壊れた?俺が?

????

あ…違う、僕

陽キャ達

ww何言ってんの?wほら、手ぇ見てみろよ

????

……。

????

…あぁ…、

その時、確かに僕の手は震えていた。

…仕方ない事だ。

????

まぁでも…

教師

おいお前ら〜、座れ

????

…はぁ

陽キャ達

ッチ、はぁ〜い

教師

出席取るぞ〜…

教師

_、_、_、…

そうして何だかんだ時は過ぎていった。

剣持刀也

目を開けた。

剣持刀也

あれ…?

時計は下校時刻を指していた。

剣持刀也

はぁ…とりあえず帰ろ…

見渡しても誰もいない。みんな帰ったんだろう。

剣持刀也

よかった…

陽キャ達

何が?w

剣持刀也

…え?

一気に恐怖が押し寄せる。

剣持刀也

な…やめ…近づかな…

陽キャ達

ひひっwじゃあ縛ろっか

剣持刀也

やめて…っ!

僕は鈴を取ろうとした。

陽キャ達

何してんの〜?

後ろから手を縛られた。

剣持刀也

やだ、やめ…っ

陽キャ達

反抗すんなって言ったよねぇ、剣持クン?

ああこの場面

フラッシュバックして…あぁ…あああ、ああ

お決まりの様に服に手を入れられる。

ごそごそと敏感な部分を探している

他の奴は僕の服を脱がしている。

他の奴は僕の手足を縛っている。

剣持刀也

す…ず…っ

取ろうとしても動けない

助けが呼べない

助けて、お願いだから…っ!

陽キャ達

…ん?鈴…?

陽キャ達

ああこれか。

剣持刀也

…触らないで

陽キャ達

ただの鈴じゃん

陽キャ達

まぁでも…分かったよ、触らねぇよ

剣持刀也

…。

ガクくん呼ばなきゃ

陽キャ達

でも…

剣持刀也

…?

陽キャ達

グシャッ

剣持刀也

……え

急に鈴を強く握りしめた。

剣持刀也

…は、やめ、やめて

ガシャン

鈴は強い音を響かせ…砕け散った。

剣持刀也

あ…やだ…

陽キャ達

wwwwwww

陽キャ達

ざまぁ〜ww

剣持刀也

ガクくん…、やだ…

ガクくん、助けてよ…!

陽キャ達

んじゃ、入れちゃおっかなぁ〜?w

伏見ガク

はは、何してんの?

陽キャ達

…は?

目を開けるとそこには、ガクくんがいた。

剣持刀也

…!!ガクくんっ!

伏見ガク

ねぇ、何してんの?聞いてるじゃん

嗚呼よかった、やっぱりガクくんは助けて…、

ぐしゃっ

剣持刀也

…え?

急に周りの気配がなくなった。

振り返ると、そこには…。

剣持刀也

肉片…?

陽キャ達

…は?え、お前ら…?

伏見??

ねぇ、お前

??

残念だね

陽キャ達

…は

グシャッ

返り血がそこら中に飛び散る。

赤黒い色が視界のほとんどを占めた。

何、これ…

剣持刀也

が、ガクくん…?

伏見ガク

とーやさん?どうしたの?

剣持刀也

な、なんで……。

伏見ガク

とーやさんが貶されたから?

剣持刀也

…え?

伏見ガク

ああごめんね!とーやさんにこんなの…

伏見ガク

汚いよね

目の前で命が消えていく

足も嘘の様に冷たくなっていく

ガクくんは僕を助けてくれた救世主だ。

でも、僕の眼にはガクくんがまるで、人間じゃないみたいに

伏見ガク

…帰ろっ?とーやさん

剣持刀也

……うん…。

伏見ガク

ちょっと汚れついちゃったかなぁ…。

…。

伏見ガク

とーやさん?どうしたの?

信じられない

ついさっき起きた事

ついさっき見た光景

ついさっき感じた事

ガクくんが、人を殺した事

やっぱりガクくんは人じゃないのかな…?

僕の“ガク君”がいない

なら、僕は…

????

……いや、何でもない

????

何か解放された気がするなぁ

????

伏見ガク

?とーやさん、なんかずっと…

????

ははは、ふふっ

伏見ガク

どうしたの?とーやさん

????

なんだか生まれ変わったみたい

伏見ガク

そっか、でも、とーやさんが変われたならそれで

????

…いや俺は…いつも通りだよ

伏見ガク

…?

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