チャーリー
あーー、なんで?
アラスター
アッハハハー!人は何故行動する?退屈で仕方ないからだー!
アラスター
私はここ何十年も刺激に飢えていたねぇー!私の仕事はルーチンワーク。これっぽっちも楽しくない!つまらない!
アラスター
私は新たなエンターテイメントを創造したいんだー!アッハッハッハー!
チャーリー
それって、レポーターとの殴り合いがエンターテイメントだったから?
アラスター
ハッハッハー!最も単純な例だ!リアリティー!真実!情熱!
アラスター
結局のところ、世界は単なる劇場だ!私好みにエンターテイメントを上映するためのね。
チャーリー
つまり、あなたも悪魔達の更生に、共感してくれるってことかしら?
アラスター
ハッハハハハー!いやいや全く?そんなものはナンセンスだー!贖罪なんぞ人間にはないのさー!
アラスター
いやいや、違うなぁ。あの手の罪人達は誰一人救われやしなーい!罪を償う機会は生者であったころのみ、与えられる!
アラスター
審判は覆せない。
チャーリー
じゃあ、何故協力するの?信じてないのに。
アラスター
これは投資だー!自身の楽しみのためのね。
アラスター
私は世界中のクズどもが宿泊するのを見たい!地獄の業火に焼かれるためだけに、何度も、何度も転落する様を、、、
チャーリー
、、、なーるほどね。
アラスター
分かってもらえたかな?私以上の協力者はいないと断言しようじゃないかあ!
エンジェル
えーっと?それであの笑ってるイカれ野郎だれ?
ヴァギー
まって!ほんとに知らないの?
ヴァギー
私より地獄長いでしょ?
エンジェル
んん。
ヴァギー
ラジオデーモン。地上もっとも力を得た悪魔の一人よ。
エンジェル
はーあ。政治に興味なくてね。
ヴァギー
はぁ、、、数十年前、アラスターは突如として現れたの。奴は一晩で何世紀にも渡って君臨した地獄の支配者達を抹殺したの。
ヴァギー
人間の魂としてはかつてない程の強大で剥き出しの暴力。その力で世界中に大虐殺を放送したわ。奴の力は地獄の誰もに知られ、いつしか罪人達はこう呼んだ、ラジオデーモン。
ヴァギー
奴の想像を絶する力は地獄で最も破滅的な古代の悪魔達にすら匹敵すると誰もが思った。
ヴァギー
一つだけ確かなことは、奴は予測不能の最悪、謎に包まれた邪悪な魂、混沌をもたらす恐怖の化身!奴と関わるリスクは犯せない!すでに出会っていること自体、大問題なのよ!
エンジェル
終わったぁ?
エンジェル
アッハハハハ!見た目はイチゴの変人だけどな。
ヴァギー
私は奴を信用しない。
エンジェル
あんたが男を信用することってあんの?あんたが、男を。
そこまで聞いたヴァギーはソファを立ち、チャリーに駆け寄った。
ヴァギー
チャーリー、話を聞いて。あいつに心を許しちゃダメ!笑顔に惑わされないで!あいつは害を振り撒く純粋な悪なの!あいつに贖罪なんか出来ない!それどころか何もかもぶち壊そうとしてるに決まってる!
チャーリー
私には、それは分からない。でもね、いい人じゃないのは分かるわ。きっと更生も一ミリも望んでない。でも大切なのは、チャンスを与えることだと思う。そうすれば人は変わる。良くなる、はず。私のやることは全て裏目に出てる。
チャーリー
でも私は全てを受け入れたい。ヴァギー、信じて!自分のことは自分で守れるよ。
ヴァギー
チャーリー、何をしてもいいけどあいつとの契約だけはだめよ。
チャーリー
心配しないで!昔パパから教わったの!「他の悪魔どもの戯言は絶対に信用してはならんぞ!」って!
チャーリーはそう言いながらアラスターに近づいていく
チャーリー
よし!それじゃあ、ね。提案は最悪、あなたはホテルのことを冗談だと思ってる。でも私は本気!私は全ての人により良くなるチャンスがあるべきだと思う。そこで、あなたの提案を受け入れます!
チャーリー
でも条件として、騙したり、ブウドゥ教の呪術!とかは無し!
アラスター
それでは契約成立かい?
そう言い、マイクを回した瞬間、アラスターから緑色の風のようなものが吹き荒れた
チャーリー
、、、握手は無し!契約も無し!お断り!私は、、、んー。
チャーリー
私は、、、地獄の姫よ。王位継承者としてあなたにホテルの手伝いを命じます。、、、あなたがそれを望む限りね。
ヴァギー
、、、