ヒッチ
やあ、壁の英雄達よ
ジャン
あ…ヒッチ、来てたのか
ヒッチ
あんた達が勲章貰うの見に来たんだよ
ジャン
そうか…
ジャン
マルロは…最後まで勇敢だったよ
ヒッチ
うん
ジャン
そうだろ?フロック、話してやれ
フロック
嗚呼…
フロック
マルロ・フロイデンベルクは、俺と同じ急募入団の新兵で
フロック
その中でも俺たちを良くまとめてくれた
フロック
現場は絶望的で調査兵団は滅亡寸前まで追い詰められた
フロック
皆怖気付いてどうにもならなかった時も
フロック
彼奴だけは仲間を鼓舞し続けた!
ヒッチ
へぇ…
フロック
彼奴は凄い奴だったよ!
ヒッチ
知ってる。だから…
ヒッチ
私の言う事なんて聞かないんだろうね
フロック
でも、最期あそこに行った事を後悔しただろう…
ヒッチ
!!
ヒッチ
ありがとう
ヒッチ
式でヘマしたら笑ってやるから…
去 ))
ジャン
おい、なんでそんな事を…
フロック
でも、誰かが本当の事を言うべきだろ
アルミン
君が、エルヴィン団長を生き返らせようと
アルミン
必死だった事は知ってる
フロック
そうだ、お前じゃなく団長がふさわしいと思った
フロック
でも、それは俺だけじゃない
フロック
報告書を読んだ全員が思った
フロック
"なんでエルヴィンじゃないんだ"って!
エレン
お前がアルミンの何を知っているんだ、言ってみろ!!
フロック
知らないな、俺は幼なじみじゃないし、仲良しでもないからな
フロック
でも、なんでアルミンが選ばれたかは分かる
フロック
お前ら2人とリヴァイ兵長が私情に流され、
フロック
注射薬を私物化し、合意性にかける判断をしたからだ!
フロック
要は、大事なものを捨てる事が出来なかったからだろ?
アルミン
あっ…
エレン
なぁ…お前そろそろ黙れよ
フロック
んっ…
フロック
エレン、お前って腹の底じゃ何だって自分が1番正しいって思ってんだろ?
フロック
だから最後まで諦めなかった、聞き分けのねぇガキみたいに
エレン
…!
ミカサ
エレン、もういいからもう離れて
フロック
その点、ミカサはまだ大人だった
フロック
最終的には諦めたんだから
ミカサ
!
ジャン
おい!急に何だってんだよ!
引き離す ))
ジャン
フロック、これから死んだ仲間を弔おうって式なんだぜ
コニー
なんでもう終わった話を蒸し返すんだよ
フロック
お前らは上官に歯向かう訳でもなく、エレンとミカサを止める訳でもなく、
フロック
ただ見てただけだったよな?
フロック
誰の勲章だ?誰を弔う?
フロック
これから補充する調査兵団には本当の事言えよ
フロック
俺見てぇな腰抜けが入ってこないようにな!
フロック
エルヴィン団長なしでこれからどうするつもりなんだよ!
フロック
そりゃ、俺みてぇな雑魚、使い捨てるぐらいしか使い道ねぇだろうが
フロック
そんな雑魚にだってなぁ…根組するくらいの権利くらいはあるだろ…
アルミン
フロックが正しい…
アルミン
エルヴィン団長が生き延びるべきだった
アルミン
この状況を変えることができるのは僕じゃない
エレン
なんでそんな事が分かるんだよ
エレン
俺には分からないな、
エレン
未来は誰にも分からないはずだ
エレン
大体、お前は見たのかよ?壁の外を
エレン
壁の外には何があるんだ
アルミン
海…
エレン
そうだ、海がある。でもまだ見てないだろ?
エレン
俺たちはまだ何も知らないんだよ!
エレン
炎の水も、氷の大地も、砂の雪原も…
エレン
可能性はいくらでも広がっている!
エレン
きっと壁の外には自由が…っ
アルミン
ん?
リヴァイ
おい、ガキ共、時間だ並べ
♪~ ))
地下室にあった物は何だ?
希望…だったのか?
それとも絶望か?
敵は果てしなく強大だった
このまま何も変わらなければまたあの惨状が繰り返される
何かを変える事が出来るのなら_
自分の命ぐらいいくらでも捧げてやるのに…
俺にはヒストリアを犠牲にする覚悟がない
どうすればいい?こんな事、誰にも…
エレン
(( 手に触れる
??
私は壁の外から来たエルディア人!
??
貴方々と同じ、ユミルの民です!
??
壁の王よ!今すぐ壁に攻めてきた巨人を殺してください
??
妻や、子供達が…
??
壁の民が食われてしまう前に!!
ハンジ
ん?
ヒストリア
エレン?
ヒストリア
!!







