ジェイド
レイ
僕たちは実験を始めた。実験を始めてからチラチラとレイさんはリドルさんの方を見ていた。
それはまるで、怯えた子犬のような顔だった。そんな顔を見るだけで、僕の事が苦手なんだと嫌でも思い知らされる。
ジェイド
何故僕は今まで気が付かなかったのだろう。僕を見るレイさんの顔がこんなにも怯えたものだった事を…。
僕は貴方に焦がれ、貴方をずっと見てきた。なのに実際はどうだ?レイさんをこんな顔にさせているのは自分自身ではないのか?
ジェイド
だからと言って、このままにする訳にはいかない。僕は決意を固めてレイさんに問う。
ジェイド
少しばかりの沈黙の後、僕が話しかけるとレイさんはビクビクッと反応を示した。フロイドの言葉を借りるなら甘エビのように…
レイ
レイ
ジェイド
ジェイド
ジェイド
貴方が対価を支払う心配なんてする必要がない。僕が貴方に返して行かなければならないのだ。それなのに…
ジェイド
ジェイド
僕は重症ですね…(苦笑)今この時の1秒1秒に僕は幸せを感じている。
ジェイド
レイ
レイ
ジェイド
ジェイド
ジェイド
僕は強引にレイさんに券を渡した。そうでもしなければ、本当にもう貴方との関わりを持てない気がして堪らなかった…
レイ
レイ
ジェイド
レイ
ジェイド
ジェイド
レイ
本当に気が回っていなかった。それ程までに僕は必死なのだと再認識させられる
ジェイド
今回の実験はきのこ実験で良く僕が試している方法の元祖だ。
ジェイド
レイ
〜放課後〜
レイさんが「場所、僕が決めてもいいですか?」と言ったので僕はそれにのった。でもまさか、
ジェイド
僕はフロイドやアズールと、あまり知られていない場所にモストロラウンジ関係で訪れる。対価を支払わない無慈悲な輩の為に^ ^
だから、僕が知らない場所などここには無いのだとそう思い込んでいた。なので少しばかり驚いてしまった。
レイ
レイさんの声で僕の意識は現実へと戻される
ジェイド
緊張で今にも崩れてしまいそうな顔に終止符を打つかのように僕は喝を入れた。
ジェイド
ジェイド
ジェイド
レイ
レイさんが大きな目をさらに大きくして放心してしまった。
そんなレイさんに構わず、僕は僕の心を貴方に届けと露わにする。
ジェイド
ジェイド
好きという気持ちがとめどなく溢れ出す。
ジェイド
ジェイド
ジェイド
ジェイド
貴方に伝わって欲しくて。僕を信じて欲しくて。僕の本当を知って欲しくて。
ジェイド
ジェイド
そして、今度こそは、僕の気持ちを嘘で片付けないで…
レイ
レイ
ジェイド
レイ
ジェイド
レイ
レイ
レイ
レイ
レイ
ジェイド
レイ
ジェイド
ジェイド
レイ
レイ
レイ
レイ
ジェイド
ジェイド
レイ
レイ
そこで初めてレイさんの闇を見た気がする。この人はきっと誰かに裏切られた事があるんだと直感的に思った。
ジェイド
レイ
そう言ったレイさんは走って校舎へと戻っていった。それを僕は追いかけず眺めた。いや、眺める事しか出来なかった。
レイさんを追いかけては逆に、もう会えなくなるような気がした。僕の目には彼の背中は触れたら消えそうな程脆く写った。
ジェイド
乾いた笑いは彼には届く事はなく、今の僕を嘲笑っう可憐な木々の糧となった
ジェイド
ジェイド
僕は何度でも貴方に好きだと伝えます。
そう、何度でも何度でもこの場所で…
ジェイド
今になって動き出す体に悪態を吐き、苦笑した。そして僕は誓う
「貴方に光を届ける」と。
コメント
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テスト期間に入る為、二週間ほど投稿できなくなると思います。