ミア
…………作戦かあ……
ミア
太刀打ちできるかな……あれに……
ノア
………勝つしかねえからな……
ノア
…………
ノア
ミア
ミア
なに?
ノア
そろそろ明かしてもいい頃じゃないか?
ノア
あれのこと
ミア
え、でもあれを隠してきたのは…
ミア
バレたら何されるか……
ノア
抵抗しないまま殺されるよりはマシだ
ノア
あれを上手く使いこなせれば普通の武器よりは役に立つとは思うがな
ミア
………まああれは普通の武器とは違うけど……
ミア
……………
ミア
ああもうしょうがないな!!!
ミア
ノアも準備して!!!生成するよ!!!!
ノア
やる気になったか
ノア
わかった
2人は指で魔法陣を空中に描く。
ノア
天の力を我が手に
ミア
我らに救済を
途端に空中に描かれた魔法陣が光る。
そして光が消えた時、目の前にあったのは
風を纏った剣と盾であった。
ミア
うん、剣には盾もないとね
ノア
………その盾爆発もできるしな…
2人の隠していたこと。
人が持つはずのない能力を所持していること。
武器生成能力のノア 道具生成能力のミア
2人はお互い目を合わせる
そしてお互いが頷くと兵士の待つ場所へと歩を進めた。
セイ
………あ、隊長!
セイ
作戦はどうするのですか?
ミア
あー…
ミア
それよりもね
ミア
私達伝えとかないといけないことがあるんだ
ノア
………俺達が隠してきたことだ
レイ
隠してきた………こと??
2人は先程のことをもう一度してみせた。
兵士の皆は驚きが隠せないようだった
セイ
能力………ですか
レイ
こんなのが本当にあるとは……
ミア
これらを使えば敵に対応出来るかもしれない
ミア
私達の生成した武器や道具は普通の武器より強い
ノア
俺達の魔力を注いでいるからな
ノア
……戦う決意はしてるか?
レイ
勿論です。
レイ
この武器と道具があれば負けるわけがない
セイ
だな!
セイ
俺らがいれば隊長たちが動くまでもなく全員倒してやれますよ!!
ノア
……心強いな
ノア
俺達はここで武器の生成、敵の監視をする
ノア
前線の指揮は任せてもいいか?
レイ
了解しました
レイ
任せてください
ミア
くれぐれも無茶はしないで
ミア
無理だと思ったらすぐ撤退すること
ミア
いいわね?
セイ
はい!
セイ
………さて
セイ
レイ、準備は出来てるか?
レイ
勿論です
レイ
お2人は僕達には別で違う武器を作ってくれました
レイ
無駄にはしません
セイ
そうだな
セイ
…………行くぞ!!!!!
兵士は敵に向かって走っていく。
それに気づいたかのように敵も走りはじめる。
そして兵士は武器を振るう。
セイ
(………あれ)
セイ
(いつもより軽くて動きやすい気がする)
レイ
(……いつもより動きが格段に速くなってる)
レイ
(そう感じてるんじゃない、本当に速くなってる。)
セイ
(敵の攻撃が遅く感じる)
セイ
(…………これが……)
レイ
(生成能力で造られた武器の力、ですか)