戦闘の天才少女

※オメガバース

近年、技術が発展して基本的な事は全てロボットが出来るようになった

でも、ロボットには出来ないことがある。 それは、戦闘機や医療機の操作 そしてそれらの修理

このイラミンキ学園では若い内から戦闘機の操作や修理、修復が出来るように作られた特別な学園である

この学園には機会操縦科・経営科・機械管理科がある

機会操縦科は戦闘特攻科と医療科に別れる 戦闘特攻科は主に戦闘機を扱う選ばれた者しか入れない学科(α‬率が高い・制服が特別仕様) 医療科は医療で使われる機械を扱う成績上位者しか入れない学科

経営科は主に市場の状況や経営状況を勉強出来る普通学科

機械管理科は主に戦闘機や医療機の修理、修復、製造を勉強する特別学科

機械操縦科と機械管理科は基本的にペアになって試験を受ける

そして、この学園は半年に1度、戦闘特攻科によるトーナメント戦が行われる 上位5名が生徒会として半年間学園を仕切るルールである

本編

貴女と出会ったのは、入学式が終わった後の事だった

私は上級生に絡まれて中々帰れずに困っていた

入学初日ともあって誰も助けてくれず、ただずっと下を向いてた

ドンッ

耳元で囁かれ反射的に押し返してしまった

振り上げられた拳にギュッと目を瞑った

バキッ、ドスッ

うずくまって目を瞑ったまま固まっていると目の前で足音が止まった

チラッと彼女の後ろを見るとさっきの3人が倒れていた

会長は助けてくれた女の子を指さした

ウェルガー家と言えば代々凄腕の操縦士を排出してきた名門中の名門

私よりも背が高くて華奢な彼女がウェルガー家の人間…？

ただ困ってる人を助けたかっただけなのに…

そう吐き捨ててグレイはどこか走っていった

ギュッと手を握られキラキラした目で見つめられた

これが、貴女との出会いだった