思い出したくない…

〇〇の部屋

〇〇はとあるSNSを見てて

メッセージ 姉 ねぇ、〇〇、私妊娠したんだよね

電話

プツッ

コンコン

母〈〇〇？部屋入って良い？

ガチャ

電話の録音を聞かせる

ずっと前私が子供だったとき

姉はバイトから帰ってきた

この数分前

私はお母さんに伝えたかったことがあったでも私は泣きじゃくっててお母さんは動揺していた

私は、お母さんが使っていたクリームを持ち出した

クリームはごっそり手で持っていかれたような形をしていた

勿論私が使ったわけでは無かった

それは私はお母さんに必ず聞いてから使うからだ

例えばクリームを使いたかったらお母さんにこれ使っても良い？と聞いていた

使ってないことを証明してくれたのは

手の大きさも関係していた

このとき私は小学校低学年で手の大きさもすごく小さかった

私は咄嗟に浮かんだことがあった

それは、もしお父さん達が飲み会でなければ、

家に居たら…そう考えた

〇〇はお気に入りの人形を持ってきてお母さんに寄りかかった

そして数分後に

そう言ってお母さんはごっそり取られたクリームを見せた

ゴンゴン

鈍い音を出していたのはそのクリームだとわかった

姉はバレたそういうかのように黙った

ガツン

お母さんは姉に向かってごっそり取られたクリームを投げつけたそれでもウソをついた姉に腹が立ち私は怒りそうになった

私は言い返せないのにムカつき今すぐにでも言いたいそう思った

その時はお母さんは姉を味方するんだ、そう思った

でも私は姉のある言葉でプツンと何かが切れた

私は震えた声で、勇気を出した

もしかしたらお母さんになにか言われるかも、そういったことは思わなかった

がッ

私は幼いながら、震えた声で姉の胸ぐらを掴んだ

ふざけてるその言葉しか出てこなかった

もうこいつを殴ってやろうかそう思った

その時私は理性が吹っ飛んだと思う

お母さんに怒られるそういうのは頭に入ってこなかった

ただ、この、こいつのふざけた面をどうにかしたかった

お母さんに私の名前を呼ばれたとき私の理性は戻ってきた

ゴン！

すごく鈍い音がした

その時に姉の手にクリームの容器がぶつかったらしい

姉はクリームの容器を戻そうとした

姉はクリームを持って部屋へ帰った

そしたらお母さんは

私は普段からこういう時は口を挟まなかった

怒られるかもだったから

でもお母さんは褒めてくれた

良く耐えた、良く言えた、そう言ってくれた

ガチャ

今あったことをすべてお父さんに話した

そしたら

私は予想外だった怒られるかもそう思ったらお父さんも褒めてくれた

寝なさい、そんなこと言われても眠れ無かった、

理由が分かったからそれに寝付くのに時間がかかるから

それでも眠れるよう頑張った

私は部屋に戻った

両親は姉の部屋に行ったみたいだった

姉はお父さんに◯られてたその時はお兄ちゃんが寝てて起きる静かにしろそんな言葉が聞こえた

正直怖くてお兄ちゃんの方へ逃げたかった

でもお兄ちゃんは寝てる

だから我慢した

途中お兄ちゃんは起きちゃってまたか、そんな目をしてた

姉は悪いことをするとお父さんにすごく◯られてた

まぁ姉が悪いと思う

人の物は奪うし、好きな物も取るし

最低な人だった

思い出したくなんて無い

今でもずっと…