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世界が、飲み込まれる。
足掻いても、足掻いても、もうどうしようもないんだと。
分かっていた。
でも、もし可能性があるとするなら...!
諦めたくない、と破壊される寸前の自分の体を起こす。
その時だった。
???
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🌸
視界がぼやけて、よく見えない。
だけど声だけははっきりと聞こえる。
それは多分きっと... 大切な人だから。
???
???
🌸
致命傷で体中痛い筈なのに、不思議と痛みは感じなかった。
ただ、あたたかい...。
彼の声に安心して、私は意識を手放した。