愛 し て る

やほ希空~！

遅くなりすみません、…

改めて

フォロワー700人

ありがとうございますっ

ではでは！

「 愛 し て る 」

青 18歳 桃 22歳

僕は通信高校に通っていて

学校に行く日が少ない

ｶﾞﾁｬﾝｯ

今日は桃くんと僕の

結婚記念日

だから朝は

早く帰ってきてと言った

今は19:00

もうすぐで桃くんが帰ってくる

はずだった

20:00

21:00

と

時間が過ぎてくばかりで

桃くんが帰ってくる気配は

まるでない

ぼんやりと

机の上に豪勢に置いてある

桃くんの大好物

桃くんにあげるプレゼント

桃くんへの手紙

を見つめる

食べ物は冷え切って

きっともう美味しくない

桃くんは何しているのだろうか

連絡も一切寄越さない

だんだん心配になってきた

もしかしたら

危険な目にあっているのかも

そう思いながら

と、あたふたしていた

その時

ｶﾞﾁｬ

ｷﾞｭｯ

ﾌﾜｯ (( 匂

抱き締められた時に

桃くんから漂った匂い

女性物の香水の匂い

今思えばおかしかった

連絡もなかった

僕なんてどうでもいいってことか

別れる、？

そんなのやだｯ…

え、？

僕今なんてｯ、

早く出てってなんて…

思ってもないのに

なぜ素直になれないのか

ﾊﾞﾀﾝｯ

探さなきゃｯ

どこにいるの桃くんｯ…

ｽﾀｽﾀｯ

やっと素直な気持ちを

桃くんに伝えられたと

そう思ったのに…

優しい桃くんは

どこにもいない

ｽﾀｽﾀｯ

帰る足取りが重い

僕何しようとしてたんだっけ

悲しくて

寂しくて

冷たくて

色んな気持ちが入り混ざって

涙が溢れる

ｽﾀｽﾀｯ…

ｸﾞｻｯ

僕、刺された？

痛い

あの人の顔に見覚えはない

通り魔、かなぁ、

僕の人生

ここで終わりｯ、？

だめだ、

視界がｯ…

ｸﾞﾗｯ…ﾊﾞﾀﾝｯ

息がっ苦しい

誰か、…

でも、少し…戻りたいなって

そう思ってしまった

荷物取りに行くために

家に帰ろうかな…

ｽﾀｽﾀｽﾀｯ

歩いて行くうちに

大きくなる

救急車の音

そして

パトカーの音

辺りは赤い光と

騒音で騒がしい

顔でも見てくか、

ﾀｯ…

付き添いとして

救急車に乗ってから

俺は人形みたいだ

青は？

助かるのか、？

ｶﾁｯ (( 手術終

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

扉を開けると既に

青は起きていた

ｷﾞｭｯ…

周りの音が聞こえなくなったみたい

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ…

なんで俺

青と喧嘩したんだろうｯ

一旦家に戻ってきた

いつもは

「おかえり」

と笑顔で出迎えてくれる青

そんな青は

もういない

ふと

いい匂いがした

なんだと思いリビングへ向かう

ｶﾞﾁｬｯ…

机の上を見ると

俺の好きなご飯のメニューに

プレゼント

そして

手紙

本当は

「ありがとう」

そう言って

抱き締めたい

そして

「ごめん」

この一言で

仲直りしたい

でも青の中にもう

俺はいない

必要としてもない

俺は何故あの時

俺が浮気したと疑ったのか

全然わからない

ﾌﾜｯ (( 匂

偶然にも漂った

俺からした匂い

何故こんな甘い匂いなのかも

わからない

ｯあ

俺の同僚が新しい香水買い

試しに俺も付けさせてもらったんだ

凄く甘いから

青は女性物の香水と勘違いしたのかもしれない

料理はもうとっくに冷めてる

なのに凄く美味しくて

それと同時に

「一緒に食べたかったな」

そんな思いも溢れる

プレゼントに手を差し伸べる

大きい…なんだろうか

枕…だ、

最近夜あまり寝れず

困ってたことに

青は気付いてくれてたのか、

今も思う

やっぱり青が大好きだ

でも、

もう寝れないよ

青に忘れられたら寝れない、

見たら絶対に泣いてしまうと思う

桃くんへ

なんか話せる距離にいるのに手紙なんて恥ずかしいけど…笑

僕は桃くんが大好きです。

そしてありがとう。

僕はいつも素直になれなくて

桃くんに冷たい事ばっかしちゃうし、言っちゃうし、

なのにこんな僕を愛してくれて

感謝しかないよ、

僕は桃くん無しじゃ生きられない気がします、笑笑

だからこれからもずっとずーっと一緒に居てください！

大好きだよっ！

青より

青の為に生きてる俺が

青の為に働いてる俺が

青に忘れられたら

ダメと分かっていても

「死にたい」

そんな衝動が抑えきれない

本当なら

彼氏であれば

自分のことを思い出すまでも

思い出してからも

青の傍に居続けただろう

でも

もう別れて

その上

青にもう他人と

そう言ってしまった

俺の事追いかけて

いつもは素直じゃない青が

素直に俺に気持ちを伝えてくれて

なのに

俺は凄くイラついてて

気持ちのままに

「もう他人だ」

なんてことを言い

青を傷つかせた

生きている意味が無いなら

どうしてこう

人間という生き物は

弱っている時

ネガティブになるのだろうか

でも

俺が死んでも

悲しむ人なんて

いないだろう

なら死んでやる

何処で死のうかな

青の近くで死にたい

飛び降りるなら

病院の屋上で死ぬのがいいかな

なら、明日実行だな

朝

朝にはなったものの

やはり眠れなかった

仕方ないこと…なんだろうな

ｺﾝｯｺﾝｯ…

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

入ったものの誰もいなかった

ｶﾁｬｯ (( 静

~ ~ ~ ~ ♪

アダムとイブよりも (( 同

Loveな (( 同

恋を始めよう (( 同

青は本当は

記憶があるのか、

この曲は

俺が作った曲

知ってるのは俺と青だけ

なんでそんなに記憶が無いふりをしたいのか

ｷﾞｭｩｯ…

ﾊﾟｶｯ… (( 箱開

愛 し て る END

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