ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
紗妃(さき)
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ゆゆ
ない
感覚がない
私の手足はどうなっているんだろう
手足以前に顔もどうなっているんだろう
分からない
ただ、お父さんが叫んでいる
お母さんの悲鳴も聞こえた
ただ事じゃない
力が入りにくいけど
私の手足はまだ動く
私はとっさにクローゼットに隠れた
1つのぬいぐるみを持って
一階で何が起きているか分からない
どうしたのかな…
るぅと
莉犬
ころん
るぅと
ころん
るぅと
ころん
莉犬
ころん
暗い
狭い
状況が全く理解出来ない
しかも、足音が聞こえる
明らかにこの部屋の付近で音がする
ガチャ
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
誰?
知らない人の声…
ころん
ころん
やっと帰る…
…嘘でしょ
こんな時に
鼻がムズムズする…!
今は駄目、今は駄目、今は駄目。
ころん
ガチャ
バタン
鼻のむず痒さも治まった
早くクローゼットの外に出よう
紗妃(さき)
カチャ
紗妃(さき)
ころん
紗妃(さき)
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
殺される
殺される
紗妃(さき)
ころん
ころん
紗妃(さき)
ころん
ころん
紗妃(さき)
ころん
紗妃(さき)
差し出された大きな手
信じて良いのか分からない
でも
紗妃(さき)
私はその手を取った
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