結局、凪以外誰もサッカーをしていなかった
二子
そう問う二子に対して首を横に振った
潔
潔
潔
潔
遠くを見詰めながらそう述べる
なんとなくだけど、分かっていた事
だけど皆や凪に会って確信をもてた
俺は俺の道を歩こう
今はそう思っている
潔
あははと笑いながらそう言えば
二子は少し微笑む
二子
潔
二子
お互いにくすくすと笑ったあと、 二子も遠くを見つめて
二子
二子
と言った
安心したように二子が笑う
潔
ショックなような嬉しいような、 頬を膨らませて言葉を返す
二子
そう言って二子は俺の方を見る
俺もそれに答えるように二子を見た
二子の瞳はしっかりと“今の俺“を見てくれていた
潔
二子
二子
サラリと言うものだから俺はすぐに二子の言ってる意味を理解出来なかった
潔
理解すると同時にブワッと顔に熱がこもる
二子
二子
潔
こんなタイミングでこんな告白をされると思っていなかったから
恥ずかしくなって二子の話を止めようとする
けどそんなのはお構いなく二子は話し続ける
二子
潔
二子
二子
顔に熱が籠るのが分かる
潔
俺は照れ隠しで
潔
顔を真っ赤にしながらそう叫んだ
二子
二子が勝ち誇った顔で笑う
この先、どうしていくかは自分で決めればいい
二子への気持ちはまだ分からないけど
二子が自分の気持ちを見つけたように
俺もゆっくりでもいいから二子の気持ちに応えて行こうと思う
𝑒𝑛𝑑
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