〇〇
一思いにボクを刺してくれたら
瀬名泉
は?
〇〇
いいのにな
朱桜司
えッちょッ
〇〇
いいのにな
鳴上嵐
よくないわよ
〇〇
不条理な御託で刺してくれたら
〇〇
いいのにな
〇〇
いいのにな
朔間凛月
よくないって言ってるじゃん
〇〇
いつかゴミに出したのに
月永レオ
何をだ?
〇〇
袖口に隠していた生涯
月永レオ
生涯?
〇〇
燃やせぬまま
〇〇
灰になれずにいたんだ
朱桜司
•́ω•̀)どゆこと??
瀬名泉
フフッ……
〇〇
〇にたい
〇〇
消えたい
〇〇
以上ない
鳴上嵐
何言ってるの!?
〇〇
こんな命に期待はしないさ
朔間凛月
なんで……?
〇〇
故に
〇〇
夢に
〇〇
魘され
月永レオ
寝れないのか?
〇〇
塞いだ過去に咲いた世界
朱桜司
えーッと…
〇〇
癒えない
〇〇
見えない
〇〇
傷ほど
瀬名泉
傷?
〇〇
きっと瘡蓋だって出来やしないと
〇〇
ボクは知っていた
鳴上嵐
ホントに何言ってるの?
〇〇
悔やむと書いてミライ
朔間凛月
ミライって字はこうかくんだよ
↓
未来
↓
未来
瀬名泉
いや、そういう意味じゃないと思うけど?
月永レオ
たしかに、ミライは悔やむって書かないよな。
瀬名泉
…………はぁ
〇〇
生きるふりをして〇んでいくのが
〇〇
人生か
〇〇
人生だ
朱桜司
違うと思います。
〇〇
それじゃボクらはどうしてこの世に
〇〇
こんな未完成な身体に
〇〇
未だ
〇〇
心を持っているんだ
鳴上嵐
人間だからじゃないかしら?
〇〇
きっと拉げた如雨露で
朔間凛月
?
〇〇
花を咲かせようとした
瀬名泉
よく分からないんだけどぉ?
〇〇
そうさ
〇〇
種一つない土に撒いちゃいないか
朔間凛月
バカなの?
〇〇
だから
〇〇
一抜けした
〇〇
捨てた
〇〇
この世の
〇〇
流行り病のような愛も
月永レオ
何やってんだよ!!!
朔間凛月
え?王さま?
〇〇
爪の
〇〇
先よりも細い
〇〇
底浅い友の情愛も
朱桜司
すみません。難しい言葉だらけで分からないのですが……
〇〇
知らない
〇〇
知りたいこともない
瀬名泉
はぁ?
〇〇
どうせ言葉以上の意味などないと
〇〇
ボクは知っていた
朱桜司
(・ △ ・)
〇〇
悔やむと書いてミライ
鳴上嵐
〇〇ちゃんは何も分かってないわ。
鳴上嵐
どうして〇にたいなんて簡単に言うの
鳴上嵐
辛くなる前に相談してって言ったじゃない。
月永レオ
〇〇………
〇〇
片道分の蝋を持って
〇〇
消さないように必死になって
〇〇
わずか照らした一寸先の
〇〇
穴ぼこは誰が落ちた跡?
朱桜司
……分かりません。
〇〇
それが人生です
〇〇
ボクら手にした人生なんです
瀬名泉
…………………
〇〇
生まれたこと自体が
〇〇
間違いだったの?
月永レオ
違う!!!
月永レオ
間違ってなんかない!!!
朔間凛月
王さまの言う通りだよ。
朔間凛月
〇〇が生まれたことは正しいことなんだよ。
〇〇
〇にたい
〇〇
消えたい
〇〇
以上ない
〇〇
こんな命に期待はしないさ
鳴上嵐
ねぇ、何があったの?
〇〇
故に
〇〇
夢に
〇〇
魘され
〇〇
塞いだ過去に咲いた世界
朱桜司
塞がないでください。
〇〇
癒えない
〇〇
見えない
〇〇
傷ほど
〇〇
きっと瘡蓋だって出来やしないと
朔間凛月
………うん。
〇〇
ボクは知っていた
〇〇
悔やむと書いてミライ
〇〇
悔やむと書いてミライ
月永レオ
〇〇、教えてくれ。何が辛いんだ?
〇〇
ッ……………
〇〇
消えたいの!
朱桜司
えッ
〇〇
消えたいの!
瀬名泉
ツッ………
〇〇
何回だって言い聞かせた!
鳴上嵐
気づけなくてごめんなさい泣
〇〇
夢も見れぬような
〇〇
後悔をちょうだい
月永レオ
〇〇に後悔はあげられない。
月永レオ
でも、代わりに………
Knights
幸せをあげるよ。
〇〇
ウゥッ………