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2人で交わした甘い味

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2人で交わした甘い味

6 - 最終話 叶ったパルフェタムール

♥

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2021年10月04日

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なおきりの好きなところのひとつ。

大きな手、高めの体温。

いつもは暖かくて落ち着くてが、今だけは冷たくて気持ちがいい。

病人だからか、いつもより優しく撫でてくれるし、中々触れない頬やおでこも触れてくれる。

体が重いのは事実だが、こうやって看病してくれるなら別にいいかなって思えるほどに。

うり

ウゥ…

なおきり

あ、起きた?
大丈夫?

俺が少女漫画みたいに『どこにも行かないで』って袖を掴んでいた訳じゃない。

何も言ってないのに、なおきりは俺のそばにいてくれた。

うり

大丈夫…

なおきり

少しは軽くなった?

うり

……多分?

起き上がれば、心配そうに見つめられる。

ボーっとするが、体調的には少しは楽になった。

うり

なおきりさんは、なんで俺の近くにいてくれんの…?

少しお話がしたかった。

なおきり

んー…うりさんは強がりだから?

うり

……はぁ?

なおきり

だってさ?
大丈夫じゃないのに大丈夫とか言い張ったりするし、

なおきり

一人の時間は好きかもしれないけど、みんなといる時間も好きでしょ?

うり

まぁそうだけと…

なおきり

風邪ひいた時くらい、そばに誰かいて欲しくない…?

うり

伝染るとか思わないの?

なおきり

そりゃ多少は思うけど…
そんなことより、うりさんが心配なんだよ…?

なおきり

早く風邪治して、また皆でお酒飲もうよ。

なおきり

うりさんがいれば、話にもっと花が咲くよ♪

ニィッと笑うなおきり。

お兄さんらしいのに、少年みたいな元気で優しい笑顔。

ころころ変わる表情に、いつも心が揺さぶられる。

うり

今度さ、また2人で飲みに行こうよ。

なおきり

あ、あそこのBAR気に入ったの?

うり

んー…ちょっとなおきりさんに飲んで貰いたいお酒あるんだけど…

なおきり

なになに?

うり

パルフェタムール

なおきり

じゃぁ、僕はうりさんにエンジェルキッスか、スクリュードライバーを飲んで欲しいな♪

俺は冗談のつもりだった。

帰ってきた酒言葉、それは両思いだった。

なおきり

うりさん、こんな状況でごめんね。

なおきり

好きです、俺と付き合ってください。

今顔が暑いのは、赤いのは、風邪のせいだろうか、恋のせいだろうか。

真っ直ぐ見つめる青い瞳。

綺麗だと思った、好きだと再確認した。

俺の答えはひとつしかない。

うり

…よろしくお願いします…っ///

はい、どうもこんにちは。
2つ目のリクエスト、なおうり終了です。

うり

呑んできていい?

元気そうだね。お互いに頼んでおいで。

うり

ッシャ!

なおきり

酔いつぶれるまで呑んじゃダメだからねー?

うり

わかってるー!

なおきり

あ、ちょっと待ってよ!

ちなみに、それぞれがオ-ダ-しようとしているお酒の酒言葉は、
パルフェタムール→叶わぬ恋
エンジェルキッス→貴方に見惚れて
スクリュードライバー→貴方に心を奪われた
になります。

パルフェタムールは青いお酒、
エンジェルキッスは黒いお酒、
スクリュードライバーはオレンジ色のお酒です。

それぞれの髪の色と担当フカラーをイメージしました。

うりさんはどうせ叶わないと言ってみたところ、伝わってしまい同じように返されたって形ですね。

皆さんも、お酒は大人になってからですよ。
あと、女性とお酒が弱い方はスクリュードライバーはお気をつけて…

皆様、毎度♡とコメントありがとうございます

これからも自分のペースで頑張ります。

リクエストはまだまだ募集中です。

それではまたどこかで

おつぴち

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