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偽りの友情。

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偽りの友情。

36 - 最終回-本物の友情-

♥

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2024年08月10日

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伝えてスッキリした。

二人も、きっとスッキリしたと思う。

決意した翌日の夜

日和母

日和?

日和

っ、お母さん

日和母

もう21時よ?
どこ行くの?

日和

……伏黒くんに会いに行くの

日和

ちょっと、用事があって

日和母

そう

日和母

あんまり遅くなっちゃ駄目よ?

日和

分かってる

日和

行ってきます。

日和母

っ、行ってらっしゃい

ガチャン

日和母

(何か、大切な事なのかしらね、)

日和

っ、……伏黒くん!

土屋

悪い、場所は決めていいって言われたけど何処にすれば良いか分からなかった

日和

全然、遅い時間にごめんね

いや

 

 

日和

船、いつ出るのかな

クルージングだからまだだろうな

日和

案外綺麗だね、光だけでも

……あぁ

日和

この前、というか夏休み中に4人でお互いの事話したでしょ?

そうだったな

日和

あの時、今は思ってないけど4人が嫌だった事を伝えた

日和

伏黒くんは悠仁と仲良くて、悠仁の親友になった

日和

何でこんな人がって初めは…伏黒くんの事苦手だったの

、、

日和

野薔薇ちゃんが来て4人になって増々嫌な時、伏黒くんに対して前より優しい感情が出てくるようになった

日和

だって、唯一私の事気に掛けてくれてたから

過去の約束を聞いた時からずっと、俺だけは味方をしたかったんだ

日和

嬉しかったよ

日和

伏黒くんは私を攻めたりしなかったし、多分

日和

4人と居る中でも何処か、伏黒くんには心を開いてたのかもしれない

日和

伏黒くんの優しさには救われた

日和

だから感謝してる

日和

今なら言えるよ、伏黒くんに会えて良かったって

っ、

日和

伏黒くんが想いを伝えてくれた時、顔が熱くなったんだ

日和

これは、今までに感じた事ないと思う

(もう“分かってる”んだよ)

日和

…それって、どんな気持なんだろって考えた時思い付いたの

日和

あの時熱くなったのは、友達じゃなくなる事への悲しさなんだって

日和

だから、伏黒くん、

日和

これからも友達でいてほしい

……そうするよ((ニコ))

日和

っ!

日和

(伏黒くんが笑ってるとこなんて、初めて見た……

日和

……、

 

 

泣くの我慢しなくて良いけど

日和

!!

俺の前では好きに泣けよ

グイッ ぎゅっ

日和

っ、、、(涙)

………

 

日和

ありがとう……

日和

はぁ…はぁ…はぁ…

日和

(ごめんね、伏黒くん…

日和

ぅっ、、

走り過ぎたせいで足が動かなかった。

日和

(行かないといけない…

???

日和!?

日和

っ、!

日和

悠仁……

悠仁

大丈夫か??

日和

は、走ってきたら足が…

悠仁

捕まれよ、公園まで行こ

日和

ありがとう……

日和

ごめん、ありがとう

悠仁

全然

悠仁

っ、何か目赤くない?

日和

ぇ、

日和

そう、かな…
ちょっと痒くて、

悠仁

そうか?

悠仁

取り敢えず落ち着いたら言ってた伝えたい事教えてくれよ

日和

うん、

数分後

日和

大分落ち着いた

悠仁

良かった

日和

遅いのに、ありがとう

悠仁

さっきからありがとうばっかだな笑
全然良いよ、日和だしさ

日和

っ、………

日和

悠仁は、伝えてくれた時今まで私が勘違いしてた事教えてくれたじゃん?

悠仁

そーだな

日和

勘違いしたままと本当の事を知った後では本当の事の方が気分がスッキリしてる

日和

一生引きずってたかもだし

悠仁

そんなにか?

日和

私にとって、あの約束はトラウマを回避してくれた救い

日和

あの約束だけは守りたいの

悠仁

当たり前でも、素直に覚えてるよって伝えときゃよかったな

悠仁

本当色々すまん、

日和

ううん、私が悠仁に執着し過ぎただけだから

日和

今思えば恥ずかしいし…

悠仁

俺は結構嬉しいよ

悠仁

ガキの頃の事なんて普通忘れてんのにさ、日和は俺との約束だけは覚えててくれてんでしょ?

悠仁

嬉しいじゃん

日和

っ、そうだね

日和

悠仁は野薔薇ちゃんや伏黒くんに会った後でも唯一本物の“友情”がある人だったから

悠仁

今、信じてんの?

悠仁

伏黒、釘﨑のこと

日和

……うん

日和

信じてる((ニコ))

悠仁

そかそか

悠仁

なら俺も良かった!

悠仁

大丈夫、これから日和を悲しませる事はないからさ!

日和

ありがとう

悠仁

てか、こんな改めて“振らなくても”いーのに笑

日和

え———

この言葉は風と共に一生忘れない。

 

 

日和

ど、どういう…?

悠仁

えっ、そーでしょ?

悠仁

俺、元々日和が“友情”を強く考えてるの分かってたし

悠仁

その上で俺は俺の気持ちが抑えられなくて、伝えて

悠仁

勢いで付き合ってほしいって言ったからさ

悠仁

あの時の表情も、違うんだって

日和

悠仁………

日和

私はっ、

悠仁

そうなんでしょ?

悠仁

前置きなんていーから、はっきり伝えてくれよ

日和

っ、、、

日和

………

 

 

日和

ごめん、悠仁……

悠仁

うん

日和

私、悠仁の事大好きだよ

日和

でも、その気持ちが恋愛になる事は多分、ないの……

悠仁

うん、

日和

ずっと…

日和

ずっと友達でいてほしい…!

悠仁

ふん、だーかーらー

悠仁

それは、当たり前だって

悠仁

日和を幸せにする男が現れるまで、俺が日和の事笑顔にするよ!

日和

っ、、ありがとう…!

悠仁

んじゃ改めて!

日和

え、?

悠仁

当たり前だけど、しよーぜ

悠仁

ほら

日和

っ、…うん!

ぎゅ

悠仁

ずっとずーっと友達!

日和

約束!

悠仁

約束!

 

 

3年後

コツッ コツッ コツッ

 

 

ガラッ————

???

っ、、

???

!!

???

っ、

???

久しぶり、皆!

???

久しぶり〜〜!!

???

日和!!

???

久しぶりだな、土屋

???

俺は、1週間ぶり〜!

???

久しぶり、日和ちゃん♪

日和

野薔薇ちゃん、

日和

恵くん、

日和

悠仁、

日和

五条先生

日和

元気にしてた?

野薔薇

ちょー元気!

日和

野薔薇ちゃん!ハグ〜!

野薔薇

わっ!?
あはは、久しぶりだわ〜

日和

あれから会いに来るって言ったのに来なかったから

野薔薇

忙しくていけなかったのよ
その代わりはがきは来た?

日和

野薔薇ちゃんの写真とね!

野薔薇

よし!

元気そうだな、“故郷”に帰ってきた気分は?

日和

久しぶりで変わってない
気分もスッキリだよ

野薔薇

連絡来たときはびっくりしたわよ、まさか高校卒業してすぐ上京したって聞いて

野薔薇

それに虎杖まで付いてったって聞いたのはもっとね

悠仁

まだ居なかったし、日和を幸せにするやつが

日和

ずっと守ってるもんね笑

悠仁

おう!

五条先生

寂しかったよ〜

五条先生

二人が居なくなって俺も付いていこうとしたけど傑に止められたよ

日和

ですよね

野薔薇

そーいえば、悠仁の言いようからして日和はまだ居ないのよね?

日和

まぁ、隣はね…

野薔薇

三人はどーなの?

五条先生

その前に、ゲームしようよ!

日和

ゲーム?

五条先生

そう!

五条先生

悠仁と日和ちゃんは覚えてるよよね

五条先生

紙取りっ子!

日和

っ!

悠仁

懐っ!

やり方は?

五条先生

えっとー————

 

 

五条先生

んじゃ始めるよー

五条先生

よーい!初め!!

日和

ふぅ……

あれからゲームをして色々話した。

私は大学を県外に行くため上京し、 悠仁は私を追って上京したけど大学じゃなく就職。 二人暮らしはしてないけど近くには住んでいる。 悠仁は隣を重視していない。

野薔薇ちゃんは故郷で復興を手伝い、 今は故郷の大学に通い。 実は悠仁にまた入れ込もうかと私と相談している。

恵くんはここで教師を目指して大学通い。 今日会って知ったこと、私と話したあの日から、 恋愛をしようと思ったことがない。 今は学業に専念している。

五条先生は今もこの学校の教師。 それに加えて実をいうと歌姫先生といい感じ。 歌姫先生が頑張っているんだなと思った。

日和

楽しかったな、

日和

きっと、また遊べる

日和

大好きだよ、皆((ニコ))

本物の友情に気付けたのは4人だったから。

これまでの出来事は一生忘れないよ。

しゅなぷ

皆さん、見てくれてありがとうございました!

しゅなぷ

長いシーズンになりましたが、完結できて良かったです

しゅなぷ

また呪術廻戦を元にした作品を作った際はよろしくお願いします!

偽りの友情:完結

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