校門前(良い感じに暗いのがなかった…)
中島 敦
……では僕は此方なので…〔第1寮の方を指差し〕
叶夢
え、第1寮っていっぱい人が居るんじゃないのか?
太宰 治
違うよ、スカウトしてきた生徒によるんだ
太宰 治
スカウトした生徒が第1寮か第2寮に居たらスカウトした生徒と同じ部屋……
太宰 治
もし満員ならその寮の別部屋ってなっているんだよ
太宰 治
……まぁ、敦君とかの転校生は空き部屋が多い寮の部屋なのだけど……
叶夢
成程な……だから敦は彼方に行けるわけか
中島 敦
うん……まぁ、そういう事だね……
中島 敦
それでは、また明日〔第1寮に歩き出して〕
太宰 治
また明日~……が無ければ良いな~
太宰 治
早くこの世とおさらばしたーい
叶夢
出た変質者……
中原 中也
ブッw……フックフフ……ww
太宰 治
また変質者って言ったね!?
太宰 治
と言うか、中也は昨日から笑いすぎでしょ!!
中原 中也
だ、だってよぉw
中原 中也
嫌いな奴が弄られてたら笑うだろ?w
太宰 治
くっ…納得出来るのが悔しい……っ
叶夢
納得は出来るのかよ……(呆)
リビング
太宰 治
あ~、ただいま我が家~!〔ソファーにダイビング〕
叶夢
うっわ座るとこ無くなったじゃねぇか……
中原 中也
おいちゃんと荷物は部屋に置いてから寝っ転がれ!
太宰 治
え~、後でで良いじゃないか~…
中原 中也
床に置いてる荷物が邪魔なんだよっ!
中原 中也
また自分で自分の荷物に小指ぶつけても知らねぇからな!?
太宰 治
直ぐに置いてきまーす〔荷物持って部屋に行き〕
叶夢
流石に小指ぶつけんのは嫌だったか……
中原 中也
地味に痛いの代表だからな足の指ぶつけるって
中原 中也
因みにそん時悶えてた太宰の写真あるぞ(ニヤニヤ)
叶夢
え、めっちゃ気になる、見して見して〔目を輝かせて〕
中原 中也
はい、これだ
(右足の指を抑えて悶えてる太宰の写真)
叶夢
これは…www〔口元抑えながら笑って〕
中原 中也
面白いだろ?
叶夢
写真一寸ブレてるのはもしかして…?w
中原 中也
俺が笑い堪えながら撮ったせいだな
叶夢
だと思ったww
太宰 治
……君達、そんなにその写真が面白いのかい?〔背後から暗黒微笑&圧かけて〕
2人
………………
叶夢
……《どうする中也…此処逃げ場ねぇぞ…?》
中原 中也
……《任せとけって、窓の方行くぞ》
叶夢
《お、おう…了解》
太宰 治
そんなコソコソと話して、一体何する気__
二人同時に走り出して窓の方に行き、中也が窓を開け
太宰 治
まさかっ!
中原 中也
こっから飛ぶぞ!〔叶夢の背中に触れ〕
叶夢
はぁっ!?
中原 中也
ほら早く!
叶夢
…チッ、あーもう!やってやらぁ!〔中也とほぼ同時に飛び降りて〕
窓から飛び降りたと思ったら宙に浮いており
叶夢
うおぉ………リアルジ◯リ……
中原 中也
これで無効化である手前ェは来れねーだろ~!
太宰 治
狡っ!ほんっと君良い性格してるよね!?〔部屋の窓から騒いでいて〕
中原 中也
なんとでも言いやがれ!
中原 中也
叶夢、この時間良い景色の場所があるんだ
中原 中也
このまま行こうぜ
叶夢
マジで?行こ行こ
太宰 治
一寸!行くなら私も連れていってよー!!
結局太宰もついて来た
叶夢
……今思ったんだが……
叶夢
これ、危なくないのか……?
中原 中也
あー……ま、大丈夫だろ、見回りの教師が居るしな
叶夢
教師が見回ってんのか……
太宰 治
夜遅くまで出歩いていても
太宰 治
見回りにはポイントをすこーしあげるだけで見逃してくれるよ(笑顔)
太宰 治
まぁ、下手したらポイント減点だけれど……
叶夢
……待ってそれ賄賂…………
中原 中也
ポイント減点なら良い方だぞ
中原 中也
酷い時なんてその場で正座させられて反省文15枚だぞ?
叶夢
入学早々そうなりたくない……
太宰 治
そう言えば叶夢君って、学園生活一日目だったね
太宰 治
すっかり忘れていたよ
叶夢
一日目にしては濃い1日送ってるからな……はぁ……
中原 中也
ってか、逆にすげぇよな
中原 中也
面倒事が今年始まって1回目がこんな早くくるなんてよ……
太宰 治
まぁ確かにね、今まで入学式から1、2ヶ月経ってからだからね……
太宰 治
結構早いかも……
叶夢
………え、それ俺のせいにならねぇか…?
太宰 治
………
中原 中也
………
叶夢
………
明るく見えるでしょうが夜です
夜です
叶夢
(うっさ此奴)
(*´・ω・)
叶夢
…てか、その景色の良い所って、一体何処なんだ?
中原 中也
あー、確か……此方だぞ〔飲食店街の別れ道で右を指し〕
叶夢
………これ若しかしてだが…
叶夢
寮のとこから行った方が早かった……
中原 中也
細かい事は気にすんな
中原 中也
中の奴がけっっっっっっっこう簡略化された全体地図作ったせいでそう思うだけだから
叶夢
お前も言うのかよメタ発言……
太宰 治
メタ発言しないと面白みも何も無いからね
叶夢
それはそう
作者虐めないで……
叶夢
……あのさ
叶夢
これから此処登んの……?
《《山の入口》》(平坦に見えますが結構坂ヤバイし不気味です)
中原 中也
そうだぞ?この山の頂上、めっちゃ良い景色なんだ
中原 中也
夜だと尚更な
太宰 治
……ついて来た事後悔してきた……((体力無い))
叶夢
……明らか「何か出ますよ~」感が……
中原 中也
煩ぇ莫迦は頑張って登れ
中原 中也
んで何か出るとしても虫程度だから安心しろ
太宰 治
一寸酷くない?
太宰 治
私が体力無いのは君が言っていたでしょう?
中原 中也
俺は一言も手前ェとは言ってねぇぞ?
中原 中也
「煩ぇ莫迦」だ、心当たりでもあったのか?(ニヤニヤ)
太宰 治
あぁそう、なら私が途中で「歩けなーい」ってなったら
太宰 治
ちゃんと連れてってくれるって事かい?
中原 中也
勿論連れていくぞ?
中原 中也
整備されてない山の中に
太宰 治
山の中に放置されるって事じゃないか!
太宰 治
せめて入口まで連れてってよ!
中原 中也
誰が連れてくかバァカ!帰りたいんだったら自力で帰れ!
叶夢
……もうどうでも良いからさっさと行こうぜ…?






