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生きる希望とは?

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生きる希望とは?

10 - 第10章_信用

♥

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2024年10月01日

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うーん暇…

別に熱出てないのに… ちょっと咳が出るからって今日は 中庭行っちゃいけないことになるなんて…

コンコンッ…

看護師さんかな…?

はーい…

え…!?

七夏

す…すみませんッ
急に来て…

七夏

す…すぐ出ていきますッ

その子の声は とても透き通った綺麗な声だった_

初めて聞いた… この一ヶ月、一回も声を聞けなかったのに…

いや…その
時間空いてる?

七夏

え?まぁ空いてるは
空いてますけど…

少し話さない?ここで

七夏

いいんですかッ?

うん!全然いいよ、
ていうか居て欲しい!

七夏

迷惑じゃない…?

"居て欲しい"なんて初めて言われた…

きっと"普通の人"はこんな些細な言葉 なんとも思わないかもしれないけど…

嬉しかった…

嬉しかった…?

今まで嬉しいって思ったことが一度もなかった だから、初めて… 嬉しいってこんな感情なんだ…

嬉しかった… わざわざ病室まで来てくれるとは 思ってなかった…

こうやって私の病室に来てくれる友達… 久しぶりだな…

あの子も一緒だったよね…確か…

それ、まじ…w

七夏

う…うん

まじか…七夏ちゃんってもっとしっかり者かなって思ってた…

意外と七夏ちゃんって
ドジっ子だったんだ…

七夏

ドジっ子…?

いや…そうじゃん、だって
何もないところで
転ぶって…
それもほぼ毎週…

七夏

そこが自分悪いところ…

いや…別に悪くないし、

七夏

え…

だってそれが、
七夏ちゃんじゃん!

七夏

そう…なのかな…?

そうだよ!うちはそういう七夏ちゃんも好き!

楽しかった…あんなにも人と話すのが 楽しいなんて初めて知った…

杏ちゃんは私の話を真剣に聞いてくれた… 学校の虐めのこと、家庭のこと

私は初めて人を信用するということが出来た

ありがとう、
色々話してくれて!

七夏

こっちこそ…色々聞いてくれて
ありがとう!

この事をきっかけ私と杏ちゃんの 関係はより深まった

そんなある日のこと…

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