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今日も両親はいない もう慣れたことなので
あの兄貴二人を起こしに行く
梨
カーテンを開けると 布団で朝日をバリアする蘭兄
油断して頭から布団を剥がそうとすれば
中に引き込まれ襲われるので
足元から引っ張った
蘭
梨
蘭
蘭兄の朝は頭が悪い
ので、何を言っても うん としか言わない 約束事は朝のうちにしておいた方が 楽であると最近知った
梨
蘭
制服を着ている私を見て察したんだろう
梨
竜胆兄を起こしに行く私の 後ろに着いてくる蘭兄
学校へ行けと催促すれば 彼は少し考える素振りを見せた
梨
カーテンを開ければ 腰を抱かれ、ベッドに落ちる
竜胆
蘭
朝、起こす時
竜胆兄は蘭兄より厄介だ いつもは常識人ぶってる 猫かぶり野郎のくせに
梨
押し倒され、第一声がそれじゃ 可愛げもクソもない
梨
呆れた、とでも言うように 竜胆兄はため息を着いた
蘭
竜胆
梨
気まぐれな二人だから 昼から授業に参加することもあるので 二人より朝早く起きて、弁当を作る
蘭
大した要求だ
梨
蘭
竜胆
デートとか言いながら 喧嘩とか戦場にほっぽり出すつもりだろう
まぁ兄貴が留年するよりかはマシなので 二つ返事でその要求を飲んだ
嬉しそうにお弁当を持って自室に行く二人
こういう所は年相応というか むしろ年下に見えるというか
蘭
制服に着替えるの早いな
蘭
梨
竜胆
どうせそのカバンには 教科書などほぼ入っていない 入っているのはお弁当と筆記用具
出席取れるだけまだ良いだろう
…甘やかす私も、悪いのか
肩に頭を預けながら 蘭兄は器用に歩いてみせる 髪を括っていないのでくすぐったい
竜胆兄はさりげなく 恋人繋ぎをしてきた
ツッコむのもめんどくなる
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