注意書き一話参照願います
間違えてアイコン消しちゃった...涙 急いで代打で作ってきました
ないこ
いふ
放課後。 僕らは制服姿のままとある場所へ向かった。"魔女の討伐"目的はただそれだけ
歪みを見つけないことには始まらない。とにかく細かいところまでさがし込む
俺自身、探索はかなり苦手。だがこういう時のまろ!!優れた空間認識能力があり、こいつについて行けば間違いないという安心感がある
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
そんな会話をしていると、正面に何かが立ち塞がる。影でよく見えない
ないこ
ソウルジェムを胸元に引き寄せて変身する ソウルジェムは自身のピアスへ姿をかえ、変身姿はフリフリのワンピースとかじゃなくて動きやすさ最優先な感じ。 スパイの服装をもう少しおしゃんにしたみたいな。ね
ぶわっと桃色の光に包まれて、もう1回瞬きした頃にはその光は無くなっている。
改めてその姿を観察する
頭は時計。体はハサミ、腕はロープ。 首元がロープでキツくぐるぐる巻きになって左右にだらしなく伸びたそれが腕のようだった。時計はひび割れていた 体長は俺の3分の2くらいの大きさ。まあまあ恐怖心が湧き出てくるような大きさの手下が4匹ほどいた
ないこ
いふ
横目で彼の姿を捉える。ニヤリと笑う口元。武器は二丁拳銃な為銃を両手に構えていた。 銃の種類に詳しくないが結構デカい方だと思う。重そう。魔法少女パワーって凄いなあと思う。彼の顔は涼しかった
ないこ
俺の武器は剣。最早相方 刃がキラリと輝くそれはいつ見ても高揚感を煽る。若干重くて最初の頃こそ扱いに困ったが、まるで物語の主人公にでもなった気持ちで何とか使いこなせるように努力を重ねた。
ないこ
この辺の敵は他の場所よりも強い。 でも俺だってそれなりに力はつけたから大丈夫。 肩の力を抜いて....。
ないこ
まろは既に標的を銃で何度も撃ち抜いていた。
ぶっちゃけ当たっても死なないし、何よりまろのエイム力は信頼でしかない
いふ
例の敵は何度もまろに撃ち抜かれて体に空洞が何個もできているのにぴょんぴょんとはね回っている
けれど確実にダメージは入ってる
覚悟を決めて一気に前線へ走り向かう。
若干鈍くなった奴らの動作
立て続けになる銃音で敵の威嚇なんて聞こえてこない
とにかく切れ。急所を探せ
ひび割れた時計のような頭?に剣を通す。 パキパキと音が鳴り響いて辺りにガラスの欠片が飛び散った
ないこ
確かに痛いけれどほぼかすり傷みたいなもん。直ぐに血は止まるし怪我も治った
ないこ
いふ
ないこ
言われた通りに前線から身を引く。自分が元いた場所は砂埃に包まれていた。
青髪の彼を見る。銃が持ち変えられていて、スコープのようなものがついた一丁になっていた
いふ
ないこ
まろの周りに飛んで行ったガラス片などを邪魔にならないように捌いて、敵がこの周辺に来ないかを用心深く見る。
そうした合間にも大きな銃音が辺りを包んだ。 トンネルだから反響しやすいというのもあって耳が少しキーンとした
さあ。どうなったかとじっとそれを目視する。 結果は当たり。パリンと割れる音が聞こえた後、大量のガラス片が俺たちを襲いかかった
ないこ
何とか剣でカバーしようとできる限りそれを捌く。怪我しても治るが、痛覚はちゃんとあるし魔力を使う為ソウルジェムの穢れが早くなるから怪我をしないことに得は無い
いふ
いふ
ないこ
少しの間が空いた後、再び銃音が鳴り響く
パリン。 まるでこの音が合図になっているかのように、それが聞こえて直ぐガラス片の雨が降りかかる
やらないと。捌ききらないと。 腕だけに神経を集中させてそれを弾くなり捌くなりする
ないこ
いふ
後..一体。その言葉のおかげで少し心に余裕が出来た。
砂やガラス片が飛び交って視界が悪い。どこにあと一体は居るのかと横目で確認する
正面。左右、上下。
....いない
ないこ
いふ
まろも思わずスコープから目を離して肉眼で探していた。
やばいやばい。早く見つけないと、と焦りで剣さばきが少し手荒になる
例え手下でも舐めてかかっては危険。 昔に経験してるからこそ少しパニックになりかけている
早く探さないと。
ないこ
いふ
ないこ
視界に突如現れた大きな影。
「カカカッ」 とまるで上機嫌かのように笑う声が聞こえてきた。
視界にはガラス片ではなく鋭い何かが左右に2本。俺の伸ばしきっていた両手の外側にあった
ないこ
いふ
首元にはロープが巻かれる
逃げないとってのは分かってるけど、身体が即座に反応しない
「チョっきン ♪」
歪な声色が聞こえて直ぐ、左右にあった銀色のものが一点に集まって閉じる
ないこ
赤色。なにこれ。心の中では混乱が耐えない
腕が軽くなった。あれ、剣を握ってたあの感覚は
視界を覆っていた刃が開く。ボトッ、と何かが落ちる音が2回。金属の何かが落ちたようなキーンという音が1回
分からない。怖い。
今度はギチギチ...と不愉快な音が頭に響く
ないこ
即座に理解した
これ、死ぬ
武器、対抗、
ない
いふ
どこか遠くの方でパンっとした発砲音が聞こえた気がした。
パリン あの音が聞こえてきた
ガラス片、守らないと、
でも、剣が
視界が暗くなってきた
...走馬灯、だろうか。
こんな時にも思いつさ浮かべるのは弟の姿
俺がいなくなったらどうするだろうか。
やめて...!行かないで、こないで!
なんで...!
のお陰なんでしょ?
ほんとはね、俺__
痛いっ...
忘れないでね
もう嫌っ、耐えられない"...
いつになったら皆と一緒なのかなあ
がいるから大丈夫だもんね
い?ま?ま?で?あ?り?が?と?う?
ないこ
飛び起きた。体がゾクゾクした。知っては行けないことを知った気がした
いふ
ないこ
ぐしょぐしょに泣いていたまろが隣にいた。
いふ
ないこ
まろの背中をポンポンと叩く。 あれ、腕
ないこ
いふ
まろが指さす方を見る。変に重みを持った腕。 剣はまろが回収したのか俺の横に置いてあった
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
見ながら2人で硬直していると、白い生物。インキュベーターがどこからともなく現れた
ないこ
そいつは俺の落ちている腕をむしゃむしゃと貪り始めた
いふ
ないこ
キョトンとした表情で首を傾げる奴。 何に対して疑問を感じているのか分からない様子だった。
いふ
「うん。分かってるよ。乾の腕だよね。元だけど」
口元を真っ赤にして再びそれを喰らう。 もう何を言えばいいのか分からなかった。
ボリボリと骨まで食べる音が聞こえてくる。
仮にも少し前まで、昨日までずっと俺の体の一部だったものだ
ないこ
気持ち悪くなって身体を丸める。 まろが直ぐに大丈夫かと問いかけながら背中を優しく撫でた
ないこ
いふ
ないこ
くちゃくちゃ。ぼりぼり。
暫くこの音が脳裏から離れないだろう
早く帰りたい。帰れば、いつも通りの日常が待ってるはず
早く、弟と日常を過ごしたい