眩しいほどの光と鳥の小さな鳴き声で目を覚ます
赤
下から匂う美味しそうな香りでご飯を想像するのも 日課になった
赤
桃
赤
イケメンスマイルとやらは人のHPを削れるらしい
桃
ほらね?
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
苦くて大嫌いなはずの珈琲なのに
すごく美味しく感じる
俺も少し大人になった……?
桃
赤
桃
赤
赤
桃
赤
突然の彼の言葉は俺の心に深く刺さった
桃
桃
赤
桃
1度も振り返らず、ただ前だけ見て歩く君
悔しいやら悲しいやらなんやらで俺の顔はぐちゃぐちゃ
俺のどこが行けなかったのだろうか
あれから数週間
俺はショックから食べ物もろくに食べず
体重も激減、やせ細ってしまった
そんなとき、俺の携帯に着信音がなった
赤
青
赤
青
青
赤
青
赤
暫くまともな食事をしてないため、すぐにバテそうになったが
ぐっと堪えて指定された場所に急ぐ
青
青色の君は顔がぐしゃぐしゃ
まるで、数週間前の俺のように
赤
青
赤
そこに広がってた光景
花が置いてあり、白い布が乗っけられた人
なんとも残酷な光景
赤
青
俺の知り合い?
軽い気持ちでめくったその布の下には
俺の最愛の人の姿が
赤
青
青
青
赤
俺はいつの間にか大粒の涙を零し
最愛の人が眠るべっとの横に座り込んでしまった
青
青
赤
俺は泣くことしかできなかった
そんなに俺は頼りなかった?
ねぇ、桃くん。
もっと一緒にいたかったよ、なんで何も言わずに逝っちゃうの?
青
赤
青
渡されたのは1枚のDVD
赤
桃
桃
桃
桃
桃
桃
ねぇ、本当は苦しいはずなのになんでそんなに笑顔でいられるの?
桃
桃
桃
寂しそうな目。 俺にはわかる、涙堪えてるよね
我慢なんてしなくてよかったのに。
桃
桃
桃
青くん……
桃
桃
無理して話さないでよ
桃
桃
桃
顔色すごく悪いのに……
桃
桃
桃
ここでDVDは終了している
日付は亡くなる3日前
徐々に弱ってく桃くんを見るのは胸が痛い
赤
赤へ 急に別れるとか言ってごめんなあ 俺の姿を見て欲しくなかった ねぇ、新しい人見つけた、? 早く新しい人と幸せになってね あいしてたよ 桃
弱々しく、でも力強い桃くんからの手紙
赤
また涙が止まらない。
ようやく数日たって落ち着いてきたころ
相変わらず眩しすぎる光と鳥の小さな何声で 目を覚ましている
今日は少し前のことを思い出したくて珈琲をいれてみた
赤
桃くんが作ってくれるのと同じレシピ
赤
赤
苦くて美味しくなかった
愛情というものが無いとどうやらダメらしい
ねぇ、俺もそっちに逝きたいよ
桃くんの願い、叶えてあげられなかったや
赤
そう言って俺は首を吊った
途中まで良かったんだけどなぁ、 DVDの、くだりから没すぎやろ((