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211
あれから、どれほどたっただろう……
1日、2日、3日……
ぷりちゃんは、戻って来なかったんだ。
莉犬
その時、ピカーンと白い光が見えた。 まるで、ここだよと言うように。
莉犬
莉犬
俺は、その光に踏み入れた。 そして、吸い込まれたのだ……
別の国、𓏸𓏸国……
この国では、毎年一人、生贄が選ばれる
自分の全てを失う代わりに、たった一つ 願いを叶えられるのだ……
深い森の中……
ばぁう
真夜中、俺は寝ていた。
ばぁうの母
向こうの部屋から、母さんが苦しそうにせきをする声が聞こえた。
ばぁう
ばぁうの母
ばぁう
ばぁうの母
ばぁう
ばぁう
ばぁうの母
ばぁうの母
ばぁう
ばぁうの母
ばぁう
母さんはあんな風に言っているけど、 大丈夫なはずがない。
俺が、なにか出来たらな…… でも、どうしたら……
ばぁう
木の下に、なにか光るものがあった。
ばぁう
近づくと、信じられない光景が広がっていた。
ばぁう
ガラスの、靴……!?
月明かりを反射して、魔法がかかったように光っていた。
興味本位、俺は履いてみた。
ばぁう
その靴は、俺の靴にピッタリと はまった。
ばぁう
ばぁう
ばぁう
俺はもう迷わなかった。
明日、俺はこれを履いて、消えるんだ…
コメント
6件
よんだよ! やっぱすき
うわ、第6話読んだよ…!ぷりちゃんが戻ってこない切なさからの、一転して別の国の生贄と願いの設定、そしてばぁうの母を想う優しさが胸にくるな。森の中で見つけたガラスの靴がぴったり合う場面、月明かりの描写が幻想的で一気に引き込まれたよ。「全部を失う代わりに願いを叶える」っていう選択、ばぁうの覚悟がひしひし伝わってきて続きが気になる…!