ルーカス
部下2人が仲良く楽しげに(????)餌やりに向かう背中を見てため息をもらす
ルーカス
ルーカス
やっぱこの施設、金かけるとこ間違えてんで…
コツコツと、自分のの足音を響かせながら向かうのは
司令室
忘れていそうだが、この男ルーカスはこのBw-13の参謀長。 つまりはこの部隊で2番目に偉いのである
そんなわけで司令官に呼び出しをくらっている
ルーカス
やっぱ偉い人に部屋に呼び出されるんは緊張するわぁ…
司令官室の扉が近づくたびに歩幅が狭く、歩みがゆっくりになる
ルーカス
喉をゴクリと鳴らしてゆっくり扉をノックする
コンコンコン
?
ルーカス
参謀のルーカスであります。司令官殿
?
早く入ってこい!
ルーカス
ルーカス
司令官殿
?
名前で呼べ
ルーカス
?
ルーカス
美咲殿
美咲
名前を呼ばれて満足そうな美咲殿 うちの司令官だ。なぜか狐面をしている ちなみに身長は俺のが高いため合法的に物理的に見下せる いや〜〜^ ^高身長で良かったぁ〜^ ^
ルーカス
本日は何用ですか?
美咲
それで我が隊に出動命令がくだったのじゃ
ルーカス
それで作戦を考えてこいと?
美咲
話が早くて助かる
美咲
たまには部下たちに長期休暇も取らせてやりたいのになぁ
ルーカス
美咲
美咲
とりあえず作戦を考えといてくれ
期限は1週間でいけるか?
ルーカス
美咲
そのような物は妾に任せい!たっぷり可愛がっているわ…
ルーカス
お願いします
では…
美咲
ご苦労!
ルーカス
それにはこの国の歴史が関係している
元々この国、スカーラ帝国は弱小国内の一国だったのだ 何故なら、自国を賄えるような何かに特化した産業が無かったからである
農作物が育つような環境でなければ、何か鉱物が取れるような科学力もない
そのような国が何故、他国からも恐れられる帝国へと進化したのか
もちろん人外兵器のお陰もある が、まずその人外兵器を作るのにも膨大な資源や人材、場所 そして莫大な金が必要である
その金をどう補ったのか?
ルーカス
“人間”を“兵器”として貿易の材料にしたからである
ルーカス
自国の国民を家畜同然、またはそれ以下として扱うなんて)
元々スカーラ帝国の周りの国々は戦争が絶えなかった そこに目をつけた政府が、国民を兵器として売り出した
戦争が長期化しており人材や武器が尽きかけていた周りに国からしたら大助かり そんな訳で金を沢山集められ、人外兵器の研究が進み、今のスカーラ帝国ができた訳である
ルーカス
王族のお偉いさん方も欲が深いわぁ
ルーカス
そう思いながら、足早に自分の部屋に急いだ







