おりん
おりん
おりん
おりん
2人は付き合っていて、同棲しています
僕は青。桃くんと付き合って3年たち、もうすぐ4年目を迎える。
その4年目は、クリスマス!
桃くん、クリスマスの日に告白してくれたんだ!
僕は当然、その日を楽しみにしている。
青
僕は桃くんのことならなんでも知っている、
と思ってた。
この日までは。
俺は桃。青と付き合って3年。もうすぐ4年目を迎える。
だが、その日を2人で一緒に迎えることはできないだろう。
俺は、がんを患っている。
このことは青には言っていない。
青には悲しんでほしくないからな。
あと1ヶ月。
早く青と別れて、俺が死んだ時の悲しみを軽減してもらわなければ。
桃
桃
青
桃
青
桃
青
ごめんね。青。
桃
青
桃
青
桃
青
僕が1番聞きたくなかった言葉。
…ねぇ、桃くん。
優しく包み込んでくれる暖かさも、
キスした時の照れた顔も、
僕の前で見せた笑顔も、
全部、全部、
青
桃
なんでそんな悲しそうな顔するの?
青
桃
青
青
僕は家を出た。
桃
いいんだ、これで。
これで、俺のことなんか忘れてくれるだろう。
プレゼント、渡したかったなぁ…
もっといっぱい、キスしたかったなぁ…
もっと青とゲームしたかったなぁ…
できることなら、最後に言う言葉は、
大好き
がよかったなぁ…
桃
あれから、僕は行くあてもなくふらふらと歩いていた。 行く先々の近くの公園に泊まり、ご飯は食べていない。
青
橙
青
橙
青
橙
青
橙
橙
青
もう泣かないって決めたのに。
桃くんのことは忘れるって決めたのに。
桃くんの笑顔が。
桃くんの無邪気さが。
頭の中を飽和している。
橙
青
橙
青
ダッ…
橙
僕は全速力で駆け出した。
本来なら、あと1日で付き合って4年目。
青
プルルルルッ
青
青
橙
青
橙
青
ブチッ
青
まぁいいや。行くか。
桃
桃
止まらないせき。
なくなった髪の毛。
おりん
今の俺は、とても醜い。
橙とかには言ってあるから、お見舞いにきてくれるんだけど…
会うたび、とても辛そうな顔をする。
桃
青…今頃どうしてるかな。
違う人と、幸せになってるかな。
…だといいなぁ…
桃
橙
???
橙
橙、と…まさか、この声…
ガラガラッ
橙
青
桃
なんで。なんで来たんだよ…
青
橙
桃
青
桃
青
桃
桃
桃
桃
バチンッ‼︎
青
桃
青
青
青
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
ドクンッ…
桃
青
桃
青
桃
青
青
看護師(腐女子)
青
看護師(腐女子)
医者
青
青
桃
青
医者
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青は背中をさすってくれた。
医者
看護師(腐女子)
医者
看護師(腐女子)
桃
青
桃
青
あぁ、俺、生きてるんだ…
青
桃
青
桃
数年後
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
目元を触ると、俺の指が濡れた。
どうやらほんとに泣いていたようだった。
青
桃
やばい。止まんねぇ。
青
桃
ぎゅうっ
青
桃
青
青は何も言わずに抱きしめ返してくれた。
その優しさに、さらに涙が溢れてくる。
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
桃
青
桃
青
それから、2人は幸せに暮らしましたとさ☆