唯(ユイ)
?(誰?)
碧生(アオイ)
ハァハァ…………ごめん!遅くなって、
唯(ユイ)
碧生!どしたの?
龍之介(リュウノスケ)
碧生、、、だっけっか?その、、、大丈夫?
碧生(アオイ)
……………あぁ………
唯(ユイ)
走ってきたの?学校から?
唯(ユイ)
疲れたよね。大丈夫?歩ける?
碧生(アオイ)
うん。大丈夫!
龍之介(リュウノスケ)
碧生って唯のなんなの?
碧生(アオイ)
は?
唯(ユイ)
碧生は私の幼馴染で、優しいお兄ちゃんみたいな人!
碧生(アオイ)
は?
唯(ユイ)
は?って何よ
碧生(アオイ)
俺さ、お前の兄ちゃんになんてなった覚えねーし
碧生は走って行ってしまった
碧生(アオイ)
(んだよ、唯のやつ、、人の気も知らないで!)
龍之介(リュウノスケ)
碧生、なんなんだろうね?
唯(ユイ)
わかんない。けど、わかんないけど
唯(ユイ)
碧生を、優しい碧生を怒らせたのは私
唯(ユイ)
私、謝ってくる
龍之介(リュウノスケ)
そんなのいつだっていいだろ?
唯(ユイ)
でも……
龍之介(リュウノスケ)
…俺は今しかないんだよ
唯(ユイ)
え?
龍之介(リュウノスケ)
お願いだから、行かないで?
唯(ユイ)
……………
龍之介(リュウノスケ)
……………
唯(ユイ)
ごめん!
唯(ユイ)
私、今すぐにでも謝りに行きたいの
唯は家の方向に向かって走った
唯(ユイ)
(碧生…いない、碧生のやつ脚だけは早いんだよね)
碧生の家の前を通った
唯(ユイ)
碧生!
そこには碧生の姿があった
唯(ユイ)
碧生、、さっきはごめんね🙏私……
碧生(アオイ)
ううん、
碧生は家に入ってしまった
唯(ユイ)
……………(碧生…)
次の日
唯(ユイ)
碧生!
碧生(アオイ)
あー、唯か
唯(ユイ)
あの、昨日はごめんね
碧生(アオイ)
なんで俺、
碧生(アオイ)
お兄ちゃんって言われて怒ったと思う?
唯(ユイ)
……わかんない、教えて?
碧生(アオイ)
俺、唯のこと好きだから
クラスメイト 全員
……………って、えええええっ!?
唯(ユイ)
///////
龍之介(リュウノスケ)
待ってよ
龍之介(リュウノスケ)
唯さ、好きな人いるって言ってたよね?
唯(ユイ)
う、うん、、、そうだけど
龍之介(リュウノスケ)
普通、お兄ちゃんみたいだと思ってる人は好きじゃないよね?
唯(ユイ)
…………
菜月(ナツキ)
それは違う!
唯(ユイ)
菜月ちゃん!
菜月(ナツキ)
碧生は唯の気持ち、知ってたんだよね
龍之介(リュウノスケ)
え?
唯(ユイ)
え?
碧生(アオイ)
あぁ
菜月(ナツキ)
だって、唯、わかり易すぎるもん
唯(ユイ)
うっ、
菜月(ナツキ)
唯、この際だからちゃんと気持ち、言おう?
唯(ユイ)
…………
唯(ユイ)
私、ホントは碧生のこと、お兄ちゃんみたいなんて思ってないの
碧生(アオイ)
じゃあ、なんで、昨日確かに!
唯(ユイ)
うん。私、昨日そう言った
唯(ユイ)
でもそれは、碧生にバレたくなかったから
唯(ユイ)
私が碧生を好きだって、、、
唯(ユイ)
ホントはこう言いたかったの
唯(ユイ)
「碧生は、優しくて、かっこよくて、私の大好きな人」ってね、
龍之介(リュウノスケ)
そう言ってくれれば良かったのに
唯(ユイ)
私、碧生にはまだ言いたくなかったの。
碧生(アオイ)
なんで?
〜続く〜