我々だと出会った女の子

ショッピと鬱は家に帰った

生徒会メンバーは 全員シェアハウスで暮らしている

2人は、すあの初恋の相手であり、 同じ生徒会メンバーである ？？？の部屋に向かう

コンコンと、？？？の部屋の ドアをノックする

ショッピは？？？に、 こっそりスマホで撮ったあの写真を見せる

俺の両親が仕事で忙しかったのは みんな知っとるやろ？

その時、小学1年生だった俺は 帰ってからは家の近くの公園で 毎日遊んどった、1人でな

ある日、いつも通り公園で 遊んどったら女の子が来たんや

その子は泣きながらブランコに乗っとった

だから声を掛けたんや

声を掛けたら少しずつ話してくれたんや

あの子は俺と同じ小学1年

父親は海外に出張

母親が昨日倒れて病院にいる。 そのあと病気ってことが分かったんやって

しばらくはおばあちゃんに 世話してもらってるらしいけど 学校から帰ってから 4時間は1人の時間らしい

母親はこの公園の近くにある 病院に入院してるらしくて

少し特殊な病気だから 母親の病室には入れてもらえない

病院内にはいても良いけど それは嫌だからって公園で 迎えが来るまで時間を潰してたって

学校では母親が病気の事は 教師側にしか伝えていないらしく 両親がいない事を 馬鹿にしてくる子がいる

話を一通り聞き終わると また泣き出したんや

3時間ほど遊んであの子が もうすぐ迎えが来ると言った

とても悲しそうな顔をしてたから 約束したんや

その日から毎日、2人で遊ぶようになった

　毎回最後には明日名前を教えるって 言って次の日の約束をしてた

気づけば放課後が楽しみになっていた

あの子の事が好きになっていた

今でもあの子の事が好きやしな

数ヶ月かな、そのくらい経ってから 俺は父親に仕事の関係で遠くに 引っ越すと言われた

嫌だと言ったけど、親の仕事の事に 子供のわがままが通じるわけもない

あの子と会える最後の日に、 また約束をした

大人になったら迎えに行くって

その時にお互い名前を言おうって

次に会った時までって、 ヘアゴムを渡された

あの子は泣きそうな顔で、 でもずっと笑ってた

いつも"じゃあね"だったのが "またね"になった

でも、小学1年の小さな頭じゃ 考えられる訳がないんや

名前も分からない、 何年も経ってるから姿も変わってる、 住所も知らない

この状態で見つかる訳がない

キッッッショ

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