レウクラウド
……あの──
シオン
ありがとうございます
レウクラウド
……へ?
シオン
ありがとうございます、従っていただいて…
レウクラウド
は、はい…
レウクラウド
あの…あの人とは何を…?
シオン
…今夜、ゆっくりご説明致しましょう。
シオン
まずは、あの子たちといつも通りすごすこと。
シオン
子供は大人よりもより一層の感情を読むのが得意です。
何か少しでも顔に出れば直ぐにバレてしまうでしょう
何か少しでも顔に出れば直ぐにバレてしまうでしょう
シオン
あの方は2人の母親です。
自分の母と関連がある人が苦しい顔をしていれば心配になるのは当たり前。
自分の母と関連がある人が苦しい顔をしていれば心配になるのは当たり前。
シオン
今は偽りでも、仮面でも構いません。
とりあえず見抜かれない笑顔を作ること。
とりあえず見抜かれない笑顔を作ること。
シオン
レウさんの本当の笑顔は、出来るようになってからゆっくり始めることとしますか…
2人には聞こえないよう、少し小さな声で語る。
俺がここに来て1度も笑っていないことを考慮したのだろう。
子供のことを考え、俺のことも考えてくれる。
だからこそ、少し心配になっていた
レウクラウド
…そう…ですね…
勇気がない。
ただそれだけで騒動に出来ないのがとても悔しい。
笑えないのは、俺だけじゃないはずなのに
りく
…zzZ
まゆ
…………zzZ
数時間後には遊び疲れた2人が眠っていた。
子供と戯れるのはあまりなく、少し脅えていたが結構大丈夫そうだ。
遊んでいた俺自身もどっと疲れが出てくる。
こんなこと毎日のようにやってるのか…
シオン
……一息着きましたね。お疲れ様です。
レウクラウド
結構大変ですね…
シオン
…えぇ。でもまぁ、こういうのには慣れました
彼女が2人を撫でる。
その手は少しぎこちなく思えた
シオン
…気づきましたか…?
俺の心を読んだのか、ゆっくり手を離して俺を撫でてくれる。
驚きはしたがそのまま撫でてもらうと、さっきのようなぎこちなさは無い、
レウクラウド
…苦手…なんですか?
レウクラウド
じゃぁなんでこんなこと…
答えはそう、
彼女は子供の事が苦手なのだ
シオン
…いつの間にかこうなってましたね…
シオン
今、私は何をしたいのでしょうか…
くぐもった彼女の瞳が、綺麗だと思ってしまった。
迷っている彼女を目の前にして、俺は…俺は…
自分すら見失ってしまう感覚を感じた






