主
主
主
主
主
主
主
主
主
♢
太宰さん
太宰さん
織田作の背中に声を掛け
織田作
太宰さん
「今日は織田作の方が早かったねぇ」等と
云いながら
隣に腰掛け
同じお酒を頼み
織田作
織田作
太宰さん
太宰さん
織田作
織田作
♢
織田作
織田作
織田作
太宰さん
織田作の言葉にこくりと頷き
織田作
織田作
織田作
太宰さん
太宰さん
太宰さん
太宰さん
少し呆れたように良い
織田作
太宰さん
太宰さん
太宰さん
太宰さん
冗談のつもりで云うと
織田作
織田作
平然と答え
太宰の顔を見るなり軽く笑って見せ
太宰さん
織田作の目を覗くように言い
織田作
織田作
太宰さん
太宰さん
♢
♢
太宰さん
太宰さん
そう呟くと
包帯が巻かれていない
右目を手で覆い
♢
♢
♢
最近
織田作の夢をよく見る
見た夢は
脳裏にこびりついて取れないような──
目が覚めても
鮮明に覚えている
織田作の夢を見た時
私は決まって
あの場所に行く
ガチャ──
太宰さん
太宰さん
太宰が椅子に座ると
太宰の手元と隣に2つのグラスが置かれ
隣のグラスには花が添えられており
太宰さん
太宰さん
織田作
織田作
太宰さん
太宰さん
太宰さん
太宰さん
織田作
太宰さん
太宰さん
織田作
太宰さん
太宰さん
織田作
太宰さん
太宰さん
太宰さん
何処か嬉しそうな
愉しそうな顔で
話をする太宰
織田作
織田作
太宰さん
太宰さん
太宰さん
儚く笑って
グラスを見つめる太宰に
何かを云うように
隣のグラスがカランとなり
太宰さん
太宰さん
太宰さん
何かを悟ったような
何も感じ取れないような顔でそう云い
太宰さん
太宰さん
太宰さん
独り言のように
ぼそっと呟き
一瞬泣き出しそうな顔をしたかと思えば
いつもの顔に戻り
太宰さん
少しの沈黙の後…
織田作
織田作
太宰さん
太宰さん
太宰さん
太宰さん
織田作
織田作
太宰さん
「──ストレイドッグに」
太宰がグラスを持ち上げ
乾杯の合図をすると
それに応えるように
隣のグラスがカランと響き渡り
静かに消えていった──
♢
♢
𝐹𝑖𝑛.
コメント
288件
織田作はしんでない!ちゃんとみんなの心の中に生きてる✌️
コメント失礼します! キャラの口調掴めてるし、すごい好みのお話でありがとうございます(?)