⚠️注意⚠️ 初心者🔰 bl 地雷さん回れ右

俺は恋をしている

でもあの子は俺と性格が真逆

人懐っこくて,天然で,キラキラと輝いている

そんな君が好き

窓際の席は外が見れてボーっと出来る

何故か分からないが窓を眺めていると視線が感じる時が多い。

その視線は恐らく女子。

小さく呟く声は誰にも届かない

おっはよー！

元気よく聞こえてくる挨拶は俺が恋している人"紫耀"の声

いつも俺に声をかけてくれるハスキーボイス。

紫耀の声も性格も優しいところも全部が大好き。

って紫耀に言えたらいいのに

体育

そんな声に俺は紫耀に近づくことは簡単じゃない と実感させられる

急に声をかけられﾋﾞｸｯと反応をする俺に対し海人は口を開けて笑った

前に海人から｢俺ジンと付き合った｣と言われた

その時は男同士で付き合うとかあるんや〜 と思っていたが今になっては俺が男に恋をしている

"好き"という気持ちに蓋をしていたが今日少しだけ蓋を開いた

数学

数学の授業では計算の解き方が分からない紫耀にいつも女子が集まって教えるのが恒例。だが

今日は紫耀の周りには女子は集まらず,みんなてこずっていた

俺は数学が得意で問題が解けていた

先生:問題が解けた人はわからない人に教えてあげてください

という声と共にみんなが立ち上がると思っていたがシーンとしており,俺以外誰も立ち上がらなかった

｢しょうれんだ！｣｢尊い｣と周りは声を上げ教室は一気に騒ぎ出した

紫耀の顔を覗き込むと顔を真っ赤にしていた

紫耀のおでこを触るとさっきよりももっと顔が赤くなっていった

放課後

一緒に帰ろなんて紫耀に言われたのは初めてだった

つい浮かれてしまっていたからか段差があることに気づかず,思わず目をつぶった

目を開けると紫耀に抱きしめられていて紫耀顔が近くにある

突然ドアが勢いよく開いた

紫耀は俺の腕を掴み強引に引っ張った