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#ありえねぇッ!異色のタッグだぜッ!
#忍キュア
柊いろは
38
誉 ~ .
39
その日の実習は散々だった。 朝から集中力が続かず、手裏剣は的の端を掠るだけ。 隠密行動の訓練でも見つかってしまい、先生に注意を受けた。 普段ならここまで失敗しない。 それだけに悔しかった。
○○
夕方。 ○○は長屋の縁側に一人座っていた。 夕焼けが学園を赤く染めている。 本当なら綺麗と思える景色なのに、今日はそんな余裕もなかった。 六年生に追いつきたい。 もっと強くなりたい。 そう思って頑張っているのに、思うような結果が出ない。
○○
ぽつりと呟いた、次の瞬間。
善法寺 伊作
聞きなれた声がし、○○は後ろを振り向く。
○○
善法寺 伊作
伊作は○○の隣に腰を下ろす。
○○
隠していたつもりだったのに、やっぱり気づかれていたらしい。
○○
素直に話す。 伊作は黙って聞いてくれる。
○○
話しているうちに、段々情けなくなってきた。
○○
○○は膝を抱える。 すると伊作が小さく笑った。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
伊作も笑う。 その穏やかな空気に、少しだけ空気が軽くなった。 しばらく沈黙が流れる。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
○○
○○は思わず首を傾げる。
善法寺 伊作
その言葉に、あの日の帰り道を思い出す。
善法寺 伊作
そう言ってくれた優しい声。 ○○は小さく頷いた。
○○
善法寺 伊作
善法寺 伊作
○○は目を見開いた。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
伊作の声は穏やかだった。
善法寺 伊作
胸の奥がじんわりと温かくなる。 今までなら、一人で抱え込んでいた。 悔しい気持ちも、不安も。 全部自分の中にしまっていた。 けれど今は違う。 話を聞いてくれる人がいる。 支えてくれる人がいる。 それがどれだけ心強いことか。 ○○は自然と笑っていた。
○○
善法寺 伊作
○○
○○は真っ直ぐ伊作を見る。
○○
善法寺 伊作
その笑顔が嬉しかった。
○○
善法寺 伊作
夕焼けの空の下。 二人は小さく指を絡めた。 派手な約束ではない。 誰にも知られない、二人だけの秘密。 嬉しいことも。辛いことも。 一人で抱え込まないこと。 支え合うこと。 恋仲になったからこそできた約束だった。 ○○は空を見上げながら思った。 今日の失敗は悔しい。 でも、それで終わりじゃない。 また頑張ればいい。 そう思えたのは、隣で優しく笑う伊作がいてくれたからだった。
コメント
1件
よかった、このエピソード…。夕焼けの縁側、ほんのりした距離感、「頼ってほしい」って言葉が帰り道の記憶と重なる演出が効いてるなあ。主人公が「先輩も私に話してください」って返すところで、関係性が対等になってるのがじんわり来た。派手じゃないけど、根っこで繋がってる感じがする約束だね。2人とも優しい…。