TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

柊 綾人

あれから数日、

柊 綾人

ついに彼女レンタル当日を迎えた

柊 綾人

「え〜っとたしか待ち合わせ場所はこの辺りだよな…」

柊 綾人

緊張とワクワクで居ても立っても居られなくなり予定時刻より30分ほど早く来てしまった

柊 綾人

「えっと今日来てくれる子ってどんな子だっけな…」

柊 綾人

俺は来てくれる女の子の顔を確認するためにスマホを開き写真を開いた

柊 綾人

「この子か、どれくらいで来るのかな」

柊 綾人

俺はそう思いながらスマホから顔を上げ駅の方に顔を向けると…

柊 綾人

「あそこに立ってる子…だよな…」

柊 綾人

その写真とよく似ている女の子が駅前に立っていた

柊 綾人

俺は駅の方へと歩を進め…

柊 綾人

「あのすみません」

柊 綾人

「結衣さん…ですか?」

柊 綾人

俺のその問いに対しその少女は…

如月 結衣

「そうだよ!君は確かあやと君だよね?」

柊 綾人

「あ、えっと、はい。そうです」

柊 綾人

やばい、返事で陰キャばれる…

如月 結衣

「あはは、あやと君少し緊張してたりする?」

柊 綾人

「少しだけしてます…結衣さんみたいなきれいな人とあまり話したこともないし…」

如月 結衣

「いきなりそんなに褒めてくるなんてなかなかやるじゃ〜ん」

如月 結衣

「まぁそんなに緊張しないでいいよ!気楽にいこ!」

如月 結衣

「あ、あと私のことは結衣って読んでね!堅苦しいから敬語もダメね!!おっけー?」

柊 綾人

「うん、わかった」

柊 綾人

写真で見ていたよりも生で見た方がめちゃくちゃ可愛くみえる。それにあの明るい性格、優しい声、素敵な笑顔

柊 綾人

天使って存在したんだなぁと思うのだった

柊 綾人

「ねぇ結衣、一つ気になったんだけどさ」

如月 結衣

「どうしたの?」

柊 綾人

「さっき駅で俺達会ったじゃん?でもあの時は元の集合時間より30分くらい早かったのに結衣は居たから何分前からいたのかな〜って思ってさ」

如月 結衣

「私は1時間くらい前からいたよ〜」

柊 綾人

「まじか、ごめんな30分も待たせて」

如月 結衣

「いやいや謝らないでよ!私が早く来すぎたのもあるしそれ以前にあなたも集合時間の30分前にいたんだからさ!」

柊 綾人

「まぁたしかに」

如月 結衣

「そんなことよりお昼ご飯食べようよ!」

如月 結衣

「どっか良いところとかある?」

柊 綾人

「え〜っとたしか一階の駐車所の近くにカフェがあったと思うけどそこどう?」

如月 結衣

「あ、いいじゃん!そこ行こ!!」

柊 綾人

結衣はそう言い俺の手をつかんで引っ張っていった

柊 綾人

レンタル彼女はここまでしてくれるのか

柊 綾人

俺は人生で初めて女の子と手をつないだ。これが幸せというやつか。感動

柊 綾人

と心の中でつぶやいた

如月 結衣

「あ〜おなかいっぱい!」

柊 綾人

「思った以上にここのご飯の量多かったな」

如月 結衣

「そうだね〜」

如月 結衣

「というかこれからどこに行く?」

柊 綾人

「うーんそうだな…」

柊 綾人

「この近くに水族館とかあったと思うんだけどそことかはどう?」

如月 結衣

「水族館いいね!そこに行こ!」

柊 綾人

「よし、じゃあとりあえずお店出るか。忘れ物とかない?」

如月 結衣

「うん、大丈夫だよ。ありがと」

柊 綾人

「んじゃいくか」

如月 結衣

「だいたいどれくらいかかるの?」

柊 綾人

「んーあと10分くらいでつくと思うよ」

如月 結衣

「意外と近いね」

如月 結衣

「そういえばさ、あやと君ってお仕事は何やってるの?」

柊 綾人

「ネット関係の仕事やってるよ」

柊 綾人

「自分で良い商法思いついてそれで起業してるって感じかな」

如月 結衣

「じゃああやと君は社長さんってことなの?!」

柊 綾人

「まぁ一応そういうことになるかな」

如月 結衣

「すごいじゃんあやと君!」

柊 綾人

「そうかな、小さい会社っていうか従業員が一人もいないんだよね」

如月 結衣

「な、なんかいろいろ大変そうだね」

柊 綾人

「まぁでもなんだかんだで良い感じにやっていけてるから大丈夫だ」

如月 結衣

「それならよかった」

柊 綾人

と俺たちは雑談しながら目的地へと歩を進めるのだった

如月 結衣

「わあああすごいきれい!」

柊 綾人

あれから俺たちは水族館につき中を二人で巡っていた

柊 綾人

「このトンネルすごいな。周りどこを見ても魚がめっちゃいる」

如月 結衣

「ね!すごいよね!」

如月 結衣

「あ、みてみて!あそこ!小さいお魚さんが群れになって泳いでる!」

柊 綾人

「お、ほんとだな」

柊 綾人

なんというかさっきまでと今までとで結衣の雰囲気が変わった気がするな…

柊 綾人

さっきまでは落ち着いたというか大人っぽさがあった気がしたけど今は明るいというかまるではしゃいでる子供みたいだ

柊 綾人

これはこれでめちゃくちゃかわいいなぁ

柊 綾人

と素直に思った

柊 綾人

「なぁ結衣、結衣って水族館好きだったりするのか?」

如月 結衣

「うん!お魚さんたちが泳いでるのきれいだしかわいいじゃん!」

如月 結衣

「まぁでも水族館に実際に行くのは初めてなんだけどね」

柊 綾人

「え、今まで水族館に行ったことなかったのか?」

如月 結衣

「うん、まあね…」

如月 結衣

「テレビではよく見てたけど直接行く機会はなかったね」

柊 綾人

「そうだったのか」

柊 綾人

だからここに来てからはあんな風にはしゃいでたのか…

如月 結衣

「でもその分今すごい楽しいよ」

柊 綾人

「そうか、それならよかった」

如月 結衣

「ねえあやと君、あっちも行こうよ!」

柊 綾人

そういいながら結衣は楽しそうに走っていった

柊 綾人

そのあとも俺たちは水族館デートを楽しむのだった

柊 綾人

あれから時間が進みついに解散の時間になっていた

柊 綾人

「今日は一日ありがとな。すごい楽しかった」

如月 結衣

「こっちこそありがとね!私も楽しかったよ!!」

柊 綾人

「それじゃあ解散にするか」

如月 結衣

「あ、ちょっと待って」

柊 綾人

そういいながらカバンに手を入れなにかを取り出そうとする結衣

柊 綾人

「なにやってんだ?」

如月 結衣

「うちのところのルールで彼女レンタル終了の時に証明書渡さなくちゃいけないんだけど…」

如月 結衣

「あれ、どこやったっけ。落としたかな…」

如月 結衣

「ちょっとだけ待っててね」

柊 綾人

そういいながら結衣は携帯を取り出した

柊 綾人

証明書とかあるんだな。やっぱり仕事ではあるしそこら辺はちゃんとしてるんだな

柊 綾人

それにしても今日一日はすごい時間が経つのがはやく感じたな

柊 綾人

デートってやっぱすごいなぁ

柊 綾人

っと心の中で感想をつぶやいていたその時…

如月 結衣

「うそ…」

柊 綾人

隣で結衣が小さく言葉をこぼした

如月 結衣

「え、なんで…まさか…」

柊 綾人

「どうしたんだ結衣」

柊 綾人

俺の問いに対して結衣は

如月 結衣

「あなたなにしたの…」

柊 綾人

「え、何のことを言って…」

如月 結衣

「あなたこれ登録するときどうやったの?」

柊 綾人

「え、普通に彼女を選択して料金のところに30000って…」

如月 結衣

「まさかそのまま30000って書いたとか言わないよね?」

柊 綾人

「えっと普通に書いたけど…」

如月 結衣

「はあああああああああ?!」

柊 綾人

「えっと結衣さん…?」

如月 結衣

「ふ、ふ、ふ…」

如月 結衣

「ふざけるなああああああ!!!!」

柊 綾人

「な、なにをそんなに…」

如月 結衣

「あなたちゃんとサイト見たの?!」

如月 結衣

「あの金額入れるところ一番後ろに『万』って単位書いてあったでしょ!!」

柊 綾人

「えっとてことはどういうことだ…?」

如月 結衣

「あなた30000×一万で三億円払ったんだよ!!」

柊 綾人

「え、嘘だろ…まじ?」

如月 結衣

「マジだよ!!なんならこっちが聞きたいくらいだよ!!」

柊 綾人

「てことはもしかしてレンタル期間は今日だけじゃなくて…」

如月 結衣

「30000日だよ!!82年だよ!!一生分だよ!!」

柊 綾人

「えっと…まじ…か…」

柊 綾人

俺はあまりの衝撃で言葉がでなかった

柊 綾人

「でもこういうのって返金とかってできないの?」

如月 結衣

「あなたクレジットカードで払ったでしょ!できないよ!!」

柊 綾人

「えっと、どうしよう…」

如月 結衣

「それはこっちのセリフだああああああ!!!!!」

柊 綾人

こうして俺と結衣の少し変わった付き合いが始まるのだった

レンタル彼女、一生分レンタルすることになりました。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

15

コメント

1

ユーザー

少し諸事情により第一話の方を改変させていただきました! あと感想とか応援とか貰えると素直に嬉しいです! 今後ともよろしくお願いします!w

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚