生意気後輩

　はじめましてっ 👼🏻 　「 恋羽 」です 　・　今回は五条悟オチです 　・　多分感動系入ってます 　では，本編へどーぞっ！

私の学校にはイケメンと有名な後輩 「 五条悟 」と言う男の子がいる みんなは五条のことを凄く優しい 愛想がいい、かっこいい などと あいつのことを褒めまくっているが 私から見ると

…ただただウザい生意気な後輩 まぁイケメンは認めるけど（） でもまぁ性格がクズなら 結局顔面もクズなわけ、うん

とは言えまぁ五条とは仲は良かった 休み時間などは五条がここに来たり お昼ご飯も一緒に食べていた 察しの通り五条はよくモテてたけど 別に私は好きで五条と一緒に いたわけじゃなかった けど、それがいけなかったんだろう

私はある日から一部女子に いじめられるようになってしまった かと言って親に心配させなくないし きっと五条に言ったとしても 馬鹿にされるのがオチ だから私は黙っていた

いじめはだんだんエスカレートした 最初はものを隠されるなど そんなことだったが しまいには暴力を振るわれた

痛い、と言うよりかは どうしよう、親にバレないかな 五条にバレて馬鹿にされないかな そんなことを考えていた こんなに耐えたのに こんなに頑張ったのに でも、神様は意地悪で

五条に殴られたところを見られた

私は逃げるようにその場を去った 五条にバレたかな 馬鹿にされないかな 罪悪感背負われたらどうしよう ずっとその考えが脳内をよぎる

…もう五条とはいられないのかな そう思うと何故か涙が出た

…………本当に 生意気でウザい後輩と思ってるなら すぐに五条を責めたはず 本当に あいつが嫌いだったりするなら いじめなんか先生に言うはず でも言わなかった ずっと黙り込んでた

…私、五条が好きなんだ

でももううんざりなんだよ こんないじめ もう頑張ったでしょ

私と五条は無理 付き合ったら五条が可哀想 迷惑かけて、… だからもうおしまい この恋は胸にしまおう ばいばい、私の初恋

次の日 私は教室に向かおうと思い 下駄箱に向かった 自分のお小遣いでこっそり買った 新品の上靴、でも 多分また無くなってるんだろu…

それどころか何も汚されてない 今日はあの人達休みなのかな…？

なんだろ、胸騒ぎがする

私の胸騒ぎは的中したようで 五条は私のことをいじめていた人達 その人達を暴力、とはいかないが 五条に何か言われたんだろう 教室で泣いていた

そう言うと五条は教室を出ていった

もう終わりだ もう本当に終わり

いじめも恋も、全部終わり

数日後

五条は転校した

もう二度と会えなくなった

私の気持ちを表すかのように ただ冷たい風が吹いていた

数年後 私達は成人式の集まりに来た みんな顔立ちが変わっていて 全然気付けなかった

が、

一人だけ、ただ一人だけ 成人を迎えてない人がいた

そう、五条悟 五条は高校生とは比べて 随分と大人っぽくなっていた 片手には赤い100本の薔薇に しっかりとした黒いスーツ

涙が止まらなかった

何もかもありきたりなことで 何一つ特別感はなかった けど、私にはこれで充分

どんなに辛いことがあっても 二人なら乗り越えられます 必ず、迎えに来てくれます 絶対に、気持ちは一つになります だから、明日に向かって飛び立て

Fin ,