春千夜
とりあえず今日は帰る
春千夜
お前に残された時間は後21時間だ
春千夜
その間に絶対に逃げろ
春千夜
それ以降はどうすることも出来ねぇ
壽莉
私はここにいるよ
春千夜
ちっ
その舌打ちの後は振り返らずにドア開けてどこかに消えてしまった
最後まで機嫌が悪かったな
後日
蘭
壽莉ちゃん早く開けてー
壽莉
あのどなたでしょう?
インターホン越しにそんな話をする
インターホンが鳴って見てみると背の高い紫色の髪をした男がたっていた
蘭
だから三途の同僚だって
嘘ではなさそうだけど
この男の瞳は信じられない
瞳が透明じゃない
黒く染まっている
壽莉
春はどうして来ないんですか?
蘭
あーあいつな今出張中なんだよ
壽莉
とりあえず話は聞くんで変なことしないでくださいよ
蘭
変なことなんてしねぇよ
蘭
こんな所で変なことしたら捕まっちまうだろ
壽莉
それがわかっているならいいんですけど
蘭
ほんとそっくりだな
壽莉
顔に触んないでください
蘭
不機嫌な顔もそっくり
蘭
三途の傷が無ければ見分けなんてほぼつかなかっただろうに
壽莉
でなんの用ですか?
蘭
とりあえず車乗ってくんね
壽莉
怪しい人の車には乗らない事にしてるんですよ
壽莉
私結構用心深いんで
蘭
会いたくねぇの?
壽莉
別に会わなくてもいいですよ
壽莉
私もう会ったんで
蘭
いつ会ったの?
壽莉
昨日