「Blue bar」(完)

この暖かさ、懐かしい

けど、やっぱり

どんなに暖かくても

「あいつ」をことは忘れられない

ﾊﾞﾝ

何…これ

体……がうごか、な

こ、の匂い……血？

俺の前は血で染まる

蒸せ返りそうになる匂い

鼻につく匂い

過去の自分を思い出すような

大大大っ嫌いな匂い

そんな血まみれの俺を見て

見下すあいつ

ﾊﾞｻ

その呼び名

一人しかいない

俺を実の父であり上司

そして、俺に暗殺の道を強要してきたクズ

最凶暗殺者

まだ、生きないと…

ﾊﾞﾝ

させるかよ

ﾊﾞｷ！！

１０分後

爽さんの子供だったんだ

分からなかった

けど確かに似ていた

見た目も優しさも暖かさも寄り添ってくれるとこも全部

もう爽さんはいないんだ

しかもちょっと前まで生きてると突きつけられ

辛いはずなのに

ほとけは今戦ってる

けど、勝てるはずない

いくらほとけもこんな状態じゃ勝てない

……もう失わせない

大切な人は

自分の手で助ける

ﾊﾞﾝ

いふくんへ！ 昨日お疲れ様！格好良かったよ！ ご飯作ったからたべてね　ほとけ

　猫宮家「代々暗殺者」 「邪武」→5人目子供「いふ」 邪武「本当にあいつは歴代の中で最弱で声以外に特徴のない奴」 稲荷家「普通の家系」 「爽」→「ほとけ」 爽「大切な我が子、本当に心から愛しています」 い「心を許す人」→←爽「救いたい」 ほ「大ｯｯ嫌い」→←邪「絶望顔好き」 爽「2人から離れさせたい」→←邪「邪魔な存在」 ほ「相棒」→←い「相棒」