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夢を見た

大昔の僕と桃くんが

手を繋いでないている夢

きっとこの僕達は、

兵士の僕達なのかもしれない

僕らを眩く照らす月光は

僕の未来を照らしているように見えた

お幸せにね ───

夢の中で、誰かが僕にそう言った

はっ!

AM 3:20

…夢か

突然飛び起きてしまった僕は、 眠気眼を擦る

ふぁ〜

まだまだ眠い僕は、また布団に潜った

愛してる

僕も

また来世で出会おう

約束な

うん、約束

絶対に忘れない

僕も絶対忘れないから

僕が声をかけたとき、

ちゃんと振り向いてね

当たり前だよ

へへっw

…もう、お別れだね

白馬が来た

…今まで幸せだった、

本当に愛しているよ、いつまでも

大好きだよ

さようなら

グッ…

ハァハァ…

ポロポロ

グサッ

ポタポタ…バタン

朝だ

夢の中で、僕と桃くんが泣いていた

前世の僕たち…

夢の中で出会った おばあさんの話を思い出す

辛い思いをしてたんだね…

3時頃に起きる前に 耳元でそっと告げられた

『お幸せにね』

という言葉

きっと前世の僕たちが──

ポロポロ

絶対

幸せになるから

そう言って僕は、 学校へ行く用意をした

そして今日は、デートに誘う日だ…!

よしっ

僕は頬をペチッと叩いて気合を入れた

橙くんおはよ!!

青おはよ!

で、今日、決行…?

うん、頑張る

僕は座っている橙くんに向かって ガッツポーズを見せた

おお!

その意気だ!

ばしっ

橙くんが僕の背中を叩いた

いたっ

あ、ごめん俺の方が気合い入っとったわw

もぉ〜w

暴走とかしないでよ?

当たり前やろ!

心配なんだけどwww

そんなこと言わんといてや

www

じゃ、またね!

またなぁ

僕は手を振り、 幸せそうな笑顔の橙くんから離れた

ふぅー、、、

昼休み、僕は橙くんに背中を押され、 いつもの場所に来ていた

…まだかな

独り言を呟く

なーにそんな悲しそうな顔してw

ふぁっ!!

びっくりした?w

突然怖いよ…

悪いw

絶対悪いと思ってないだろ…

そんな顔をする僕を他所に、 桃くんはいつも通り僕の横に腰かける

ねぇ青

なに?

今日ね、夢見たの

もしかして、例の…

前世の夢

僕も見た

なんか耳元でさ、お幸せにねって聞こえたんだ

うん、僕もそう

多分きっとそれは、前世の僕達からのメッセージなのかなって

そうだよなぁ

桃くんは、手を挙げて伸びをし、 爽やかな笑顔をこちらへと向けた

俺ら、幸せだよな

…///

そ、そうだよね、多分

何照れてんの〜?

あと多分ってなんやねん

そう言いながら、お米をつまむ桃くん

照れてねぇし

嘘つけ、このツンデレが

ヒャッ!!

可愛い

僕はほっぺたを数回つつかれた

うるせぇ

デレが見たいですわ、青の

そんなの知らねぇし!

www

なんやかんやで弁当を食べ切った

そして僕は勝負に出る

…桃くん

どしたの?

あの、今度の休みさ、どこか2人で行かない…?

身長差があるので、 僕は自然に上目遣いになる

もちろん!

どっか行こっ

僕の頭を今日に撫でると、

桃くんは思いっきり僕を抱きしめた

顔真っ赤なの可愛い

いひゃいいひゃい!

ふぁなしぇ!

訳:痛い痛い 離せ!

ごめんw

むぅ…

今日の夜LINEして、どこ行くか決めよ

うん!!

じゃあ教室戻るべ

戻るべ!!

僕の頭はお花畑

教室に戻ると、 橙くんが表情で察したらしい

よかったな

そう耳元で囁かれたから

青っどこ行くっ?!

ちょw

はしゃぎすぎw

次の日曜日、 僕達はショッピングモールに来ていた

ねぇねぇ青!

何か食べたいものとか欲しいものとか無い!?

ちょっとうるさい

僕から誘われたことが そんなに嬉しいのか──

確かにあの夜は 桃くんのLINEの文面だけでも 嬉しさ伝わってきたけど…

僕ね、桃くんとお揃いのアクセサリー欲しい

買おう

20万までなら出す

そんなに高いのいらないよぉw

真面目な顔でそう告げる桃くんと

笑いながら突っ込む僕

んーそっか

アクセサリーって言っても色々あるけど何が欲しい?

指輪かピアスかネックレス

候補多くね

んー、、、

じゃあピアス

僕は右耳にだけしている 銀色のピアスを触りながら言った

おっけー

店いこ!

やったぁ!

そうして僕達は、 お揃いのピアスを探しに向かった

このピアスかこのピアス…

それいいじゃん、銀とホワイトゴールドで

普通に形もかっこいい

おぉ

ダイヤのシンプルな彫刻のフープ型っ

僕の好みに すっぽりハマったピアスを眺める

これにする?

そういった桃くんは、 僕の耳にピアスを当てて、 鏡に誘導してくれた

ほら、似合ってるし可愛い

そんなことを サラリと言えてしまう大人はずるい

これにしたい!

いい…?

うん、いいよ

ありがとう桃くん!

僕は、人生の中で1番幸せなのでは ないかと思うほどにうれしかった

買ってくるから、待ってて

うん!

ピアスを持ってレジへ向かった桃くん

それとは別に僕は、 指輪のショーケースを覗いていた

これ、綺麗…

僕の目に映ったのは、

細いシャンパンゴールドのリングに、 小さくて澄んだ青色の小さな宝石が 付いているものだった

僕がぼーっと眺めていると、 隣から高めの声がした

店員(いい人)

なにかお探しですか?

あ、いや

この指輪、綺麗だなぁってついw

僕は正直な感想を述べると、 店員さんは優しい笑みを浮かべた

店員(いい人)

この宝石はバイカラーサファイアと言って、とても特殊な石なんです

店員(いい人)

バイカラーというのは、ひとつの宝石に2種類のカラーをもつものなんです

うんうん…

店員(いい人)

含まれている成分や、できた年代によって石の両端で違うカラーになっているなどするもので、希少なものなんです

店員さんはそう説明すると、 ふっと指輪に細めためで視線を下げた

店員(いい人)

綺麗…ですよね

そうですよね

僕も見たとき、一目惚れしちゃいました

見ているだけで幸せになれる

そんなものが存在することが

今もあまり実感できない

あ、青

お会計終わったよ

そこにお会計を終わらせてくれた 桃くんが来た

…これ綺麗だな

僕視線を察して見たのだろう、 あの指輪を

だよね

僕見た時吸い込まれちゃった

…俺も

いつになく感傷に浸った声で話す僕ら

これ、欲しいの?

そこで桃くんは僕が予測も しなかったことを言い出した

…綺麗だけど

お高いし、高校生にはまだ早いよw

…すみません、これください

店員(いい人)

え?あ…はい

店員(いい人)

えっ…と、、リングはシルバー、シャンパンゴールド、ゴールドとありますが

ふたつ買うので、片方シャンパンゴールド、片方シルバーでお願いします

店員(いい人)

はい、わかりました

……え?

あまりにも店舗が早すぎて いまいち僕はついていけない

買う

え?

お前にあげたいから

…ありがと

でも無理しないでよね

僕みたいな高校生にそんなお金使って

どうして僕はこういう時に 素直になれないのだろう

ツンデレとか可愛いかよ

まぁそういうのはいいから

今日は俺に甘えて?w

桃くんはそう言うと、 僕に思いっきり抱きついてきた

ねぇ、ここ公共の場…///

目を逸らしてそう言うと、 すんなり離れてくれた

照れてるじゃん

ん…///

桃くんは僕の頭を撫でた

店員(いい人)

お待たせしました

はい

そうして桃くんは、 2人分の指輪を買った

桃くん!!

イルミネーションすげぇ

沢山買い物して、話して、食べて…

あっという間に夜になってしまった

僕の右耳には、今日買ってもらった 銀色のピアスがついている

ぼくの右を歩く桃くんの左耳には、 ピンクゴールドのピアス

いつもよりもピアスをが 綺麗に見えるのは何故だろう

今日めちゃくちゃ楽しかった

青から誘ってくれたのも嬉しかったし

僕もすっごく楽しかったよ!

桃くんと出かけられるなんて、夢の中かと疑ったくらいw

wwwwww

ねぇ、青

なに?

真剣な表情を見せる桃くんは

真っ白な紙袋から箱を取りだした

…!

桃くんはドラマのワンシーンのように

肩膝立ちをして箱を開けた

青と金の光が眩しい

これからもずっと

俺と一緒にいてください

桃くんが向ける真摯な綺麗な瞳

それを見つめ、笑顔を作る

もちろん

僕からも

これからもずっと一緒にいようね

僕がそう言うと 桃くんは僕の手を握った

そして器用に逆の手で 僕の右手の薬指に指輪をはめた

青が卒業するまで

左手の薬指はお預け

…///

桃くんかっこいい反則

なにそれw

ねぇ青、俺にもつけて

いいよ

そう言って桃くんから箱を受け取る

……

うん、できた

僕が卒業するまで外さないでよね!

当たり前だろ?

右手の薬指…ありがとう!

桃くんほどかっこよくつけるこおは 出来なかったけど

桃くんの笑顔を見れるだけで幸せです

そして僕達の右手の薬指で、

指輪が青く儚く輝いた

ありがとう

また心のどこかで、 前世の僕たちが笑っていた

青、大好きだよ

桃くんは優しく笑った

僕ももちろん───

僕も

桃くんのことが大好きだよ

それに応える

遥か昔から繋がる僕らの愛

それは正に

" 運命共同体 "なのだと、

僕は思います

みなさんはじめまして

このクラスの担任になりました

青です

よろしくね!

2635年、春

僕は、新任の教師として、 この学校に来た

教室を見回すと、

知っているようで知らない人物がいた

…青

先生、名前青って言うんですか…?

窓際で1番前の席の男子が 声をかけてきた

そうだよ…

…もしかして

クラスの人

先生…どうしたんですか?

え?

クラスの人

先生、どうして泣いてるんですか?

えっ…

自分でも気付かぬ間に涙が溢れていた

…青

ポロポロ

僕は君の目と手を見て気づいたよ

その青紫色の目と、 銀色の細いリングに付いた 小さな青い石

桃…くん?

久しぶり

『青』

ポロポロ

これが僕らの、

運命なのかもしれないね

そんな言葉が、僕の耳元で響いた

ℯ𝓃𝒹𓂃◌𓈒𓐍

ウンメイキョウドウタイ〖完結済み〗

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231

コメント

5

ユーザー

最高でした( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )最後が特にめっちゃ感動しました...‪.ᐟ

ユーザー

うわぁぁ…めっちゃ感動しました…!とっても面白かったです!ありがとうございました!

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