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真実の無慈悲と魔王の涙

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真実の無慈悲と魔王の涙

3 - 転入初日。波乱万丈の予感

♥

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2022年09月11日

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壱悶 龍

ファ〜、寝み〜。

黒炎王

ま〜た寝不足か?

壱悶 龍

しゃ〜ねぇだろ、
また売る小説の清書しなきゃ
いけねぇんだから。

黒炎王

小説家も暇じゃないんだな。

壱悶 龍

当たりめぇだろ。

壱悶 龍

全く、小説家を何だと
思ってるんだよ。

黒炎王

紙に文字の羅列をただひたすらに書いている奴。

壱悶 龍

OK、わかった。
一発ぶん殴らせろ。

黒炎王

悪かったって、んっ?

壱悶 龍

どうした、黒炎王。

黒炎王

いや、あの女を見てくれ。

壱悶 龍

ただの女の子に見えるけど?

黒炎王

よく見ろ、あの子暗くないか?

壱悶 龍

確かに、あれは邪怨念だな。

黒炎王

じゃ、邪怨念?
何だそれ。

壱悶 龍

人は幽霊に取り憑かれたりするけど、中には生きてる人から呪われたりするわけだ。その怨念が集まった結果人型になれない液体みたいな形になる。その邪の魂を持つものを邪怨念って呼ぶ。

黒炎王

なるほどな、つまりあの女の子は学校で誰かに忌み嫌われている。その意味はわからないが、それを解明すれば。

壱悶 龍

あぁ、おそらくこの世界の
歪みも解明されるだろうな。

壱悶 龍

とりあえず、走るわ。

黒炎王

どうしてだ?

壱悶 龍

遅刻するわ、これ。

黒炎王

あぁ〜。ファイト!

壱悶 龍

ヌォォォォォォ!

バタバタバダバタバタバタ!

清水 玲奈

おかしな人。

瀬戸口 翔

そうだな。
でも、制服同じだな。

清水 玲奈

あんな人いたかな?

瀬戸口 翔

さぁ?

壱悶 龍

ダァァ!着いた!

黒炎王

ご苦労なこったぁ

壱悶 龍

久々に走ったわ。
最近空飛んでたり、
瞬間移動しかしてなかったから。

黒炎王

戦いは?

壱悶 龍

十分

黒炎王

よし。

壱悶 龍

何がよしだ。

拓海

よく来たな。龍。
校長がお呼びだ。

壱悶 龍

へいへい。

壱悶 龍

失礼しやす。

校長

おぉ、よく来てくれた。龍。

壱悶 龍

そんで、なんのようだ。

校長

君にはこの学校について知ってもらおう。

校長

まず、生徒たちの喧嘩が起きたらなんでもいいから止めてくれ。

校長

次に、この学校にはパートナー制があってな。男女ペアで生活するんだが、君は奥さんがいたね。だから一人で生活していいことにする。

校長

あとは好きにしたまえ。
学校は壊さないでくれよ。

壱悶 龍

へいへい。
わかりやしたよ。

壱悶 龍

ほんと、校長の話って
長ぇよな。

黒炎王

まぁ、年寄りだし
しゃ〜なしだな。

壱悶 龍

喧嘩をなんでもいいから止めろって。校長が言う言葉かよ。

黒炎王

まぁ、そんな都合よく喧嘩してるわけ…

男子生徒1

テメェ!いい加減にしろ!

男子生徒2

んだと!この腐れ脳みそが!

男子生徒1

なんだと!テメェ!

ゴチャゴチャゴチャ!

壱悶 龍

………。

黒炎王

………。

二人『都合よく喧嘩してたぁ』

壱悶 龍

止めますか。

黒炎王

初日から忙しいな。

壱悶 龍

ほんとクソだわ。ここ。

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