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毒親の元で育った俺たちは

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毒親の元で育った俺たちは

31 - 無力でごめんね

♥

41

2025年03月23日

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よし、帰ってきたな

ガクガク

……

優海

………

優斗

っ……

まだ全員恐怖心があるよな、

普通そうだよな、

伊澄

おかえり!

伊澄

大丈夫そう?

いや、4人が問題だな

伊澄

そりゃそうだよね……

悠斗

ひとまず今日はもう休もう。

悠斗

俺、飲み物取ってくるね

ギュ

悠斗

湊?俺の服離せる?

……行かないで…

悠斗

、!

……

高校生がこんなに弱ること、

そうそうないよな、

悠斗

分かった。俺はここにいるよ

大翔

俺らが持ってくるよ

悠斗

お願いっ

そりゃそうだよな、

あいつらにいい思い出がある人なんて、

少なくとも俺くらいだ。

……

優斗

………

悠斗

……伊澄

伊澄

ん?

悠斗

今日は、夜、4人の部屋に1人、誰かをつけよ。

伊澄

それもそうだね、

尊は俺が見るよ

悠斗

俺は湊を見るね

伊澄

じゃあ、、俺は優斗くんのとこに行こうかな

蓮斗

俺が優海を見とくよ

じゃあ、それでいいか、

任せるぞ

伊澄

了解〜

蓮斗

あ、そうそう

蓮斗

今日律が泊まりがけの出張行ってっから、

蓮斗

飯は俺らで作るからな

伊澄

え、、

伊澄

れ、蓮斗と大翔は優斗くん達を見ててくれた方がた、助かるなぁ、

蓮斗

んだそれ

蓮斗

まぁ、別にいいけど

伊澄

ふぅ、セーフ、

悠斗

夕飯までは休んでおこうか

伊澄

だね

2時間後

伊澄

さてと、、

伊澄

そろそろ作るかな

今日夕飯どうすんだ?

多分4人、今食えるもん限られてるぞ

伊澄

んー、豆腐があるから、湯豆腐とか

あー、それなら行けそうだな

伊澄

じゃあ、準備してくるね

悠斗

おねがーい

っ、、

悠斗

湊、大丈夫だからな

……う、んっ、

………

悠斗

悠斗

ん?

今日、湊と別室で夕飯にしてもらってもいいか?

悠斗

いいけど、何かあったの?

…最悪のケースを避けるために

悠斗

……了解

数十分後

伊澄

出来たよ〜

あ、伊澄、悠斗と湊隣の部屋にいるから、そっちに頼んでいいか?

伊澄

りょーかーい

優斗、優海、尊、食えそうか?

……

優斗

……

優海

……

大丈夫、だよ

一旦食ってみるか

大翔

無理はすんなよ

蓮斗

禁物だな

んじゃ、食うか

いただきます

………「2口程食べ」

…ごめん、もういいや、

伊澄

大丈夫だよ〜。今は体が拒否しちゃうよね

伊澄

大丈夫だよ

ん、、

優斗

パク

優海

パク

優海

(ガタッ!!

蓮斗

、!

蓮斗

大丈夫か?

優海

む、りっ、

蓮斗

トイレまで行けそうか?

優海

っ、、

優斗

ちょっとごめっ、、「走ってどこかへ」

大翔

俺優斗見てくる

優海

おぇっ、

蓮斗

んー、大丈夫大丈夫

蓮斗

無理に食わしてごめんなぁ、大丈夫だからな

伊澄

俺も優斗くんの方行くね、!

伊澄

悠、優海お願いね

蓮斗

大丈夫大丈夫

優海

ゴホゴホ

優海

んっ、おぇっ、、

大丈夫だからな〜優海

優海

ごめ、、

大丈夫だから

まだ吐き気あるか?

優海

……もう大丈夫

服はー、、ちょっと濡れてんな

いっその事風呂行くか?

優海

……そうする。

行けるか?

優海

大丈夫、

蓮斗

片付けは俺がやるから、優海は風呂行ってこい

優海

…先生ごめん、

蓮斗

いーよ別に

優海

………「部屋を出て」

蓮斗

にしても、

蓮斗

一口でダウンか、

悪化しかねないな

蓮斗

だなぁ、

優斗は大丈夫かねぇ、

大翔

多分大丈夫だぞ〜

優斗

ふー、、

伊澄

吐くのは堪えられたみたいだからね

大翔

優斗、吐き気は今ないんだよな?

優斗

うん、大丈夫。

伊澄

今日は早めに寝た方がいいかもね

だな

ささっと寝支度済ませて寝ちまうか

伊澄

だねぇ

数時間後

あ、そういや、湊夕飯どうだった?

悠斗

あー、、喉が通らないみたいで、あんまり食べてないね

まぁ、そんなもんだよな……

優斗

………

優海

………

………

………

悠斗

そろそろ寝ようか

だな

伊澄、優斗の事頼むぞ

伊澄

はーいよー

悠斗

蓮斗も、優海をお願いね

蓮斗

うい

大翔

じゃあ、俺は叶人が帰ってきたら飯食わせとくわ

蓮斗

了解

伊澄

よいしょっと、

伊澄

優斗くん、眠れそう?

優斗

……

伊澄

ギュ

優斗

っ?!

伊澄

このままだったら、眠れる?

優斗

……うんっ、

優斗

ありがと、

蓮斗

さてと、

蓮斗

さっさと寝ちまうか

優海

……先生

蓮斗

ん?

優海

…寝るのが怖い

蓮斗

蓮斗

大丈夫だよ。俺がいる

優海

……でも、

蓮斗

俺の体温なら落ち着くんじゃねぇの?

優海

優海

うん、、落ち着く

蓮斗

じゃ、寝ようぜニコ

優海

おう、、

悠斗

さ、湊、おいで

……うん

悠斗

今日は怖かったよね

悠斗

大丈夫だよ

………

悠斗

尊こと、守ってくれてありがとね

悠斗

よく頑張った

悠斗

湊は偉いよ

悠斗

今日はもう、ゆっくりおやすみ

………「安心したような表情」

悠斗

……

少し落ち着いたかな

おやすみ。湊

、、、

今日のこと、まだ思い出しちゃう?

…うん、

こっちにおいで。尊

………

ギュ

んー、大丈夫だからな〜

………

泣きたいなら、泣いてもいいんだよ

兄さんのこの言葉が

俺の1本の線を切ったのだと思う

う、あぁ、泣

よく頑張ったね

優しい声色で、

あぁぁ、、泣

よーしよし、

優しい手で

よく耐えたね。尊

優しい表情で

うぁぁ、泣

子供のように泣き叫ぶ俺を

慰めてくれる

そんな悠兄さんが

落ち着いて

グス……

気づいた時には、

俺は夢の中だった

黙れ

うるさい

○えろ

○ぬなよ俺らの玩具なんだから

ここ、は、?

何してんだ!

いっ、

頭に響く声

気持ちわりぃな!

ごめんなさい、!

父の声

苦しい

怖い

助けて

助けて

助けて

助けて

はっ、!

はぁ、はぁ、はぁ、

時刻深夜3時

はぁはぁはぁ、

カヒュゴホ

ごめん、なさい、!ごめ、なさい、

ん、?

カヒュゴホふっ、

尊!

大丈夫大丈夫、!

にい、さ、泣

だーいじょーぶ

俺はここにいるからな〜

大丈夫大丈夫

カヒュ

はぁはぁ

尊、ゆっくり、ゆーっくり呼吸しような

んっ、ふっ、

俺の真似してな

すー

すっ、カッ、

はー

はっ、、はっ、

大丈夫大丈夫

呼吸ちゃんと出来るからな

すーっ、はっ、

すっ、はっ、

すーっカヒュ

焦んな焦んな

大丈夫大丈夫

ゆっくりな、ゆっくり

すー、、はーっ、

んー、上手

すー、はー、

うん、大丈夫だよ

呼吸出来てるからな

……ん、

なんかあった?

…父さんの、夢……

んー、そっかそっか

辛いな、怖かったな

大丈夫だから、俺ここにいるからな。

安心していいよ

……うん、

おやすみ。尊

成長したはずの尊の体は

俺にくっついてる尊は

とても小さく、辛そうに感じた

その辛さを共有出来なくて

ごめん。ずっとそう思ってる

ごめんな。

俺は尊の頭を優しく撫でてあげることしか出来ない

無力な兄をどうか許してな

毒親の元で育った俺たちは

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