時は晩秋 庭の紅葉が色付き、本丸は再び呑めや歌えやの大騒ぎという日に 稲葉江は一人自室で盃を傾けている
物憂げな表情を月光が映し 秋風に吹かれた紅葉が ひとひら部屋の畳に舞い降りた
稲葉江
稲葉江はその紅葉を見つめ眉を潜める
稲葉江
そう一言呟き稲葉江は再び酒を煽った
稲葉江
空になった盃に再び酒を注ぐ 稲葉江の面差しが盃に映る その表情は苦渋により歪んでいた
審神者
こんのすけ
審神者
こんのすけ
審神者
審神者
こんのすけ
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
こんのすけ
乱藤四郎
そう言うと、乱藤四郎は審神者の机に一つの箱を置いた
乱藤四郎
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
乱藤四郎
乱藤四郎
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
審神者
審神者はそう言うと 静かに執務室を出る
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
乱藤四郎
その時、廊下から審神者の苦しそうな声が響く
こんのすけ
乱藤四郎
乱藤四郎が執務室のドアを開ける 底には廊下の奥で蹲る 審神者の姿があった
審神者
こんのすけ
乱藤四郎
審神者
審神者
こんのすけ
乱藤四郎
審神者
こんのすけ
審神者
審神者
審神者
こんのすけ
乱藤四郎
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
審神者
病室の空気が張り詰める 審神者は二人に全てを打ち明けた途端静かに涙を流した
審神者
審神者
こんのすけ
こんのすけ
乱藤四郎
審神者
審神者
乱藤四郎
乱藤四郎の手が 優しく審神者の頭を撫でる
審神者
乱藤四郎
こんのすけ
こんのすけ
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
室内に再び静寂が訪れる その静寂を破ったのは、 慌ただしい足音 そして、病室のドアが勢いよく開く
審神者
稲葉江
息を切らしながら、稲葉江は審神者に近づく
審神者
稲葉江
審神者
審神者
稲葉江
審神者の名を何度も呼びながら 稲葉江は彼女を優しく抱き締める 乱藤四郎とこんのすけは ただ二人を静かに見守った
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