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うちのベットにしてはやけにふかふかなベット。 …ベット?? 大学で講義中だったはずの私は、いつの間にか知らない誰かのベットで寝ていた。
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ほっとため息をつく。 部屋を見渡してみると、窓から薄ら光が差しているもののカーテンは閉まっていて、部屋は全体的に暗い。 おまけにベットがふっかふか。壁には如何にも高級そうな絵画や飾りが。 …お金持ちにお持ち帰りされちゃった??
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ふと足元を見てみると、ベッドの隅から私の足に繋がった鎖。拘束具のようだ。 お持ち帰りというよりこれは監禁か…?
扉は一応あるみたいだけど、鎖の長さが足りない。一般JDに鎖解けはむりだよ… もしやこれ、詰みでは。 と思った時だった。
蘭
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ガチャり、とドアが開いてイケメンなお兄様が顔を覗かせた。愛想の良さそうなタレ目で私に笑いかけたお兄さんはカツカツとこっちに近づいてくる。
蘭
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蘭
前言撤回、圧のある笑顔。 怖い、この人怖い… 存在しない記憶がお兄さんにはあるみたいで、さっきからさも当たり前かのようにお嫁さんだとか言っている。
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蘭
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蘭
ギリギリとお兄さんの手が首を絞め付ける。 くるしい、こわい、やだ。
お兄さんはどろどろした愛おしそうな瞳で苦しむ私を見つめ、更に絞める力を強めた。 息がうまくできない。
蘭
意識がトびそうになる直前、首を絞める手が解け、優しい口づけを落とされる。 今、私のファーストキスは知らないお兄さんにいとも簡単に奪われてしまった。無意識に涙が頬を伝う。
蘭
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蘭
蘭
今度は優しく、ほんとうに優しく。 壊れ物を扱うみたいにお兄さんは私にキスを落とす。 知らないお兄さんにキスされてるんだ、知らないお兄さんに、ハジメテ奪われちゃうんだ。…なのに、不思議と心地いいのはなんで?
蘭
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蘭
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蘭
お兄さん…もとい蘭さんは、満足そうに小さく笑った。…笑った顔、かわいいかも。 って、誘拐犯に何を考えてるんだ私は。
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思い出しちゃった。
随分と変わっていたから気づかなかったけど。
十年前の、年の離れた元彼。 「灰谷蘭くん」
蘭
___ベットに深く、沈んだ。
続 か な い^^
これだけです。お試し的なノリで書いたのでこれ以上書けません!!!! でも好きな女に執着心が強い蘭ちゃん書けてさくしゃ満足なのでオーケー。 ヤンデレ好きちゃんよかったら重宝してね…
(首〆とか人生で始めて書いたから色々間違ってたらスンマセン…)
コメント
5件
最高です😂👍💕
〇〇がいいです(><) 🌸だと名前がさくらだと思っちゃう💦