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初コメ失礼します!めちゃくちゃ好きです!
8月19日
今日も太陽が照りつける夏の日
額から流れる汗を拭いながら彼は言った
翠
翠
唐突のその言葉に俺は驚くことしか出来なくて
赫
思わず笑って返す
翠
翠
真剣な眼差しで此方を見つめる君
そんな君が可愛らしくて
赫
つい、笑ってしまったり
翠
赫
赫
笑いながら一息吐いた
そしてそのまま告げる
赫
翠
目を見開いて驚いた様子
この答えがくるとは思っていなかったのだろう
翠
赫
翠
赫
汗を拭きながら笑って応える
翠
赫
見慣れたはずの君の微笑んだ顔は
いつもよりも輝いて見えた
8月26日
あの告白から1週間が経った日
俺らは海に来てテンションが上がっていた
赫
翠
翠
赫
だからお互いに恥ずかしい台詞も言ってしまう
翠
赫
翠
赫
海と同様、青い空を眺めながら呟く君の手を引いた
翠
赫
赫
翠
赫
赫
翠
赫
ただひたすらに楽しかった
この時間がずっと続いて欲しい
もうあの時間は来なくていいから
8月31日
翠の家に行く前に、2人でコンビニへ買い出しに出掛けた
ふと、分かれ道の際に翠が立ち止まった
赫
翠
いつもは通らない道を指さして促してくる
赫
翠
赫
翠
やけに必死だ
いつもなら「赫ちゃんが良い方にしようか」なんて言うのに
珍しいけど何回も見た
今回はとても必死すぎる
赫
翠
赫
翠
俺達は手を絡めて公園のベンチへ向かった
2人並んでベンチに座る
無言のまま数分過ぎた頃に俺が口を開く
赫
翠
目を逸らしてたどたどしく応える
赫
翠
ピクリと体を反応させるがこちらへ目を向けてくれない
それでも俺は言葉を続ける
赫
翠
赫
翠
必死に言葉を遮ろうとする翠を無視して
俺は言葉を言い放った
赫
赫
翠
俺の言葉を聞いた瞬間、翠が此方を向く
そして、少し躊躇ってから首を縦に振った
赫
赫
翠
赫
俺は笑ってみるが翠は深刻そうな顔だ
翠
翠
赫
ヒステリックになりそうな翠に声をかけた
翠
柔らかい口調で尋ね返す翠
一呼吸おいて俺は告白する
赫
翠
赫
目を伏せて俺は淡々と語る
赫
赫
赫
赫
翠
赫
赫
赫
翠
赫
赫
翠
赫
赫
翠
翠は黙りこくったまま
赫
赫
赫
赫
赫
やっぱり俺は弱い
だからこうやってすぐ涙が溢れる
翠
赫
赫
赫
俺が告げると翠も涙を流し始めた
翠
翠
赫
赫
翠
8月19日
今日も太陽が照り付ける夏の日
額から流れる汗を拭いながら彼は言った
翠
翠
赫
翠
赫
赫
翠
俺達は待ち続けるだろう
8月31日が来るまで