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その事件があってから、仕事にも行く気が起きず、長い間休みをもらっていた。
小さい頃から夢だった、学校の先生を諦めるわけにはいかないから
俺は、1人で戦った。
そして、2年の月日を得てやっと沢山の良い生徒や、環境にも恵まれたと思っていたが…。
水瀬がこの学校に来るまでは…。
桜田琴美
…？
桜田琴美
先生？
桜田琴美
どうしちゃったんですか…？
桜田琴美
ぼーっとして…
長谷奏多
あぁ…悪い。
長谷奏多
色々あって、思い出しちまって…
桜田琴美
（先生手震えてる…
長谷奏多
桜田…
長谷奏多
俺が今から話す事を信じなくても良い。
長谷奏多
けど、もしもお前に何かあったら…
長谷奏多
一つだけお願いがあるんだ。
長谷奏多
…
桜田琴美
何ですか…？
桜田琴美
（こんな真剣な顔初めて見た…
長谷奏多
水瀬には、もう関わるな。絶対に
桜田琴美
…
桜田琴美
どうして…
桜田琴美
どうして何ですか？先生…
桜田琴美
何があったんですか？
長谷奏多
…
桜田琴美
長谷先生！！
長谷奏多
…悪い。
桜田琴美
黙ってちゃ分からないです！
桜田琴美
どうして、話せないですか…。
長谷奏多
どうしても、話せない。
長谷奏多
けど、これだけは信じてくれ。
長谷奏多
あいつは、人間じゃない。
長谷奏多
お前を守りたいんだよ…
長谷奏多
頼む…
長谷奏多
桜田…
桜田琴美
…
桜田琴美
わけわかんないです。
桜田琴美
分かんないですよ！！！
桜田琴美
そんなの…
桜田琴美
…
桜田琴美
どうして、葵先生をそこまで悪く言うんですか？！！
桜田琴美
葵先生が何したって言うんですか！？！
桜田琴美
教えて下さいよ！！！先生！！
長谷奏多
お前が傷つくの見てられないんだよ！！！
長谷奏多
水瀬に近づくな！！！二度と！
教室に長谷先生の怒鳴り声だけが響いた。
初めて、こんなに怒ってる長谷先生を見た。
けど、この時の私には長谷先生が怒ってる理由が理解できなかった。
桜田琴美
…
桜田琴美
最低。
桜田琴美
そんな人だと思ってなかった。
桜田琴美
理由も教えてくれずに。
桜田琴美
わたしが、葵先生の事が好きだって事知ってるのに…
桜田琴美
近づくなって…。
桜田琴美
意味わかんないよ…。
長谷奏多
桜田…
桜田琴美
もう良いよ…。
私は泣きながら教室を出て行こうとした。
その瞬間…
手を掴まれ、
力強く抱きしめられた。
長谷奏多
頼む…
長谷奏多
行くな…
長谷奏多
失いたくない…
私は、長谷先生の腕を剥がし。
止める長谷先生を置いて
理科準備室へ走った。
廊下に、長谷先生が何度も私の名前を呼ぶのが響いた…
《つづく》
《そろそろ終わりです！》
《次の話結構な、エログロです🙇♀️無理な方はお気をつけて下さい…》
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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