たとえば、夢見る瞬間がある。
どれだけ僕がダメな人間でも
どれだけ魅力的な人が他に居ようとも
その子だけは迷わず僕を選んで、
僕を、僕のすべてを愛してくれる。
アネモネの花みたいに素敵な笑顔で、
僕に、
黒と白で出来た僕に、 笑いかけてくれる。
そんな奇跡が 起きない事は 知っている。
そんな奇跡は、今日も起きない。
ガシッ!!!
黒葉
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
黒葉
黒葉
黒葉
黒葉
黒葉
きりやん
きりやん
きりやん
黒葉
黒葉
黒葉
きりやん
きりやん
きりやん
黒葉
今ぶっ殺すって…
黒葉
きりやん
きりやん
黒葉
黒葉
黒葉
きりやん
黒葉
黒葉
黒葉
きりやん
全身のエネルギーを全て、 僕の手を掴むきりやんさんに ぶつける。
きりやん
その一瞬、
掴んでいた手の力が一瞬だけ、 弱まった。
黒葉
きりやん
スマイル
ガシッ!
スマイルさんが 僕の手を掴むきりやんさんの腰に 手を回し、引っ張る。
黒葉
黒葉
黒葉
スマイル
スマイル
スマイル
黒葉
黒葉
きりやん
きりやん
スマイル
僕はさらに落下しようと試みる。
すると、驚いたことに僕の体は 死に向かっていくように 重く沈んでいった。
きりやん
スマイル
スマイル
黒葉
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
きりやん
スマイルさんの手が離れそうになる。
限界だろうか、
チャンスだ。
Nakamu
黒葉
Broooock
Nakamu
Nakamu
Broooock
黒葉
黒葉
Nakamu
Broooock
ガシッ!
ガシッ!
スマイル
きりやん
きりやん
Nakamu
Nakamu
Broooock
きりやん
きりやん
黒葉
黒葉
シャークん
シャークん
ガシッ!
黒葉
黒葉
黒葉
シャークん
黒葉
黒葉
ガシッ!
きんとき
きんとき
黒葉
もうぐちゃぐちゃだ。
何が正しくて何が間違ってるかも 分からない。
今、分からなくなった。
きんときさん、
なんで生きなきゃいけないの?
教えてよ、ねえ…
たとえば、夢見る瞬間がある。
どれだけ僕がダメな人間でも
どれだけ魅力的な人が他に居ようとも
その子だけは迷わず僕を選んで、
僕を、僕のすべてを愛してくれる。
アネモネの花みたいに素敵な笑顔で、
黒と白で出来た 僕に笑いかけてくれる。
そんな奇跡が 起きない事は知っている。
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
黒葉
黒葉
きんとき
きんとき
黒葉
きんとき
きんとき
黒葉
黒葉
僕は顔をあげる。
身体が軽くなる。
「そ〜れ!」と、 先頭のきりやんさんが声を上げる。
WT
黒葉
僕の身体が勢い良く引き揚げられる。
7人分の倒れ込む音が響く。
きりやん
ドスッ!!
────
───
─
きりやん
きりやん
スマイル
スマイル
Nakamu
Broooock
Broooock
シャークん
きんとき
黒葉
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
黒葉
黒葉
こうして───
僕はWTの6人に現実世界へ 送り出してもらった。
あの廊下を通った時に見た、 紫苑の顔が忘れられない。
獲物を見た猫のような目で睨まれた。
死のうとした事が許せなかった らしい。
ごめんて。
黒葉
黒葉
黒葉
きりやん
黒葉
黒葉
黒葉
きりやん
Nakamu
Nakamu
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
スマイル
きりやん
スマイル
黒葉
黒葉
WT
静かに、鏡へ足を踏み入れた──。
〈出演〉
黒葉
黒葉
海原 黒葉
黒葉
母親
黒葉
母親
母親
母親
黒葉
黒葉
黒葉
母親
母親
母親 友人A 友人B
黒葉
母親
黒葉
黒葉
母親
母親
黒葉
Nakamu(ワイテルズ) Broooock(ワイテルズ)
シャークん(ワイテルズ) きんとき(ワイテルズ)
スマイル(ワイテルズ) きりやん(ワイテルズ)
友人A
友人B
黒葉
友人A
友人A
黒葉
友人A
友人B
友人A
友人A
黒葉
友人B
友人A
黒葉
Nakamu(WT) Broooock(WT)
黒葉
シャークん(WT) きんとき(WT)
黒葉
スマイル(WT) きりやん(WT)
黒葉
黒葉
黒葉
創造神 ?????? 紫苑
担任 転校生
〜スペシャルサンクス〜 ここまで見てくださった読者の皆様
たとえば、夢見る瞬間がある。
担任
どれだけ僕がダメな人間でも
担任
どれだけ魅力的な人が他に居ようとも
担任
その子だけは迷わず僕を選んで、
担任
僕を、僕のすべてを愛してくれる。
望音
望音
担任
アネモネの花みたいに素敵な笑顔で、
望音
黒と白で出来た僕に、 優しく、
望音
望音
優しく、
黒葉
笑いかけてくれる。
〜The end〜
コメント
9件
あぁぁぁぁぁ最高ーーーー
紫苑(シオン)の花言葉⇒ 追憶 君を忘れない