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放課後。クラスメイトが帰るまで俺は じっと黙って待った。
葵
あれ？蓮何してんの
蓮
....葵。
葵、俺の唯一の友達だ。
蓮
何もして無いけど。
葵
へー
蓮
葵、なんか....最近雰囲気
変わった？
変わった？
葵
えっ、そー？
シーンと静かになった教室。俺と葵の 呼吸しか聞こえなかった。
何故か気まずい
葵
帰らねーの？
蓮
うん。帰るよ
葵
じゃ帰ろーぜ
蓮
....行こ
葵
ん？なぁ蓮あの
ハンバーガー食いたい
ハンバーガー食いたい
驚いてポロッと出た言葉
蓮
は？
葵
え？
蓮
あ、いや良いけど
蓮
いいの....？
キョトンと俺を見て言う。
葵
何が？
蓮
母ちゃんがご飯作って
くれてるから
くれてるから
蓮
要らねー....みたいな事
言ってたけど
言ってたけど
葵
良いの！今日だけ特別ｯ！
蓮
ふーん、？
どこかに違和感を覚えてマッックに 向かう。
口をパンパンにして初めて食べました。みたいな顔で言った。
葵
まぢで何これぇ？うっま！
俺も同様、口をパンパンにして食べる。
蓮
....
蓮
それ、足りるの？
美味しそうに幸せそうな顔で俺を見る。
葵
んー？
葵はハンバーガー、ポテト、そして少ししか残っていない水筒だけだった。
俺はサムライマッック チーズハンバーガー ポテトLコーラM
葵
んー....家帰ったら食べる！
葵
金ねぇし、
蓮
金遣い荒いからだよ、
葵
美味かったなぁー！
葵
また食いてぇ、
まだ物足りなそうに目を見て言う。
目が合って少し嫌悪感が出て目を逸らす
蓮
うん、
ﾆﾀｯと笑い手を振る
葵
じゃまた後でな
蓮
おー、じゃまた
小さく手を振り別れる
蓮
ただいま
母
おかえりー！
母
ご飯食ったんでしょ？
母
さっさと風呂入っといで
蓮
うん
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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