内閣総理大臣秋津悠斗
集団的自衛権の解釈変更、芸能界の政治利用、派遣労働の緩和、公文書改竄、天下統一教会との癒着で評価の分かれる物部泰三内閣総理大臣という政治家がいた。
主人公秋津悠斗は保守党衆議院を継父に持ち、物部保守党の光を追い政治家を目指す。容姿にすぐれ、繊細な彼は国民目線の政治を目指すが、恋人桜香子の父桜俊一参事官が物部政権に公文書改竄を強要され地方に左遷された事件を機に、悪政を行う保守党の闇に気づく。秋津悠斗は桜香子に出世して必ず迎えに行くと約束する。
そこへ立ちはだかるのは、足利家の末裔にして斯波家子孫の斯波高義(玉川芳彦)である。斯波は、性加害蔓延る芸能界、それと癒着する物部政権の闇を断罪するため、秘密結社を結成し、独自の芸能事務所を立ち上げ、野党国政民衆党に集団入党する。
秋津と斯波は共通の知人であるアイドルの美咲を通じて邂逅し、互いの国を思う情熱に突き動かされる。
ついに決起の時は来た。斯波の芸能事務所は半国営アイドルグループのグループごとの買収と保護を電撃発表する。
政権を追われ、首相を引退した物部泰三が天下教会2世による怨恨で銃撃される。
激動の永田町にあって、政権与党保守党は秋津悠斗を次世代のリーダーに推挙する──内閣総理大臣秋津悠斗。
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