TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
響け音色よ空高く

響け音色よ空高く

「響け音色よ空高く」のメインビジュアル

2

屋上の声

♥

30

2022年06月04日

シェアするシェアする
報告する

学校の貸出利用ができる

防音室に来た

は、はあ?!

どうも

あ、あ、新?!

なんで?

新君マジで判断早かったよー

私は舞っていいます

改めてよろしく

新です

ドラムならできる

お、お前やめたんじゃ…

誰がやめたって?

え?

俺は音楽が大好きだ

だからこういうの楽しみにしてた

は、はあ…

ノリってやつ

怜こそ珍しい

悪いが

めちゃくちゃ悩んだ

そうか

早速なんかやってもらうか!

ボーカルは舞?

いやいや、ないない

え、新?

いや、俺はドラムだからできない

え、俺?

怜はこのバンドのリーダーだから

ぴったり!

そうだな!

ちょ、ちょ!

は、リーダー?!

そのほうが盛り上がる

舞じゃないのか?!

んなわけ…

歌うか、リーダーやるかの二択でーす

まじかよ…

ボーカルのいないバンドが

できてしまった

はぁ…

新バンドがあるって

音楽やめたんじゃなかったの…

なんか寂しいな

いいな、バンドとか楽しそう

息を吸う

♪また月がのぼる♪

♪今日が終わりだす♪

ったく…

宿題がボーカル探してこい

って…

そんな適役なんかぱっと

ーーーー♪

屋上か?

♪遙かー月をめざーした♪

女の子が一人

屋上で歌っている

すごい綺麗な声

屋上のドアノブに手をかけようとしたとき

女の子が誰か分かった

♪彼方ー西に流れた♪

凪…?

いや、見なかったことにしよう

でも頭の中では音が残っている

おっはよー♪

おはよう

おはよう

ねぇねぇ適役見つけた?

ああ

いや…

お!新から誰?

?!

勢いよく立ち上がる

だめだ!

なんでだ

私情は持ち込まないでいただきたい

何が

凪はいいやつだ

歌もいい

歌唱力はずば抜けて

そんなこと…

知らない

いや

ーー♪

知ってる

あー凪ちゃんと

喧嘩したんでしょ

ん、なっ!

凪ちゃんかーわーいそー

お、俺は!!

その…!!

知ってるよ

だから、とりあえずリーダー

凪ちゃんと仲直りしてきなさい!!!!!

は、はあ?!

なんで!!

私だって凪ちゃんがいいと思うの

私凪ちゃんとそこそこ仲いいから

行くよ!

は、は!!

生徒

ごめんなさい

生徒

今凪いない

そう…

ありがとう!

ごめんね!

はぁ…

ったく…

ーー♪

(頭から離れねぇ…)

生徒

多分屋上にいると思う!

あ、OK!

行ってみる

ほら行くよ!

ちょ、ちょっと!

制服破れるって!!

涙ー♪星を濡らしたー♪

今日の空は♪

屋上にきた

また歌ってるし

綺麗だね

まるでガラスが音を奏でてるみたい

そりゃあ…そうだけど

ピタッ

止まった?

凪がこっちを見ている

あ、凪!

ごめんなさい!!

逃げて行ってしまった

追うよ!!!

は、はあ?!

ハァハァ!!

お、おい!待てよ!!

いつの間にか俺VS凪の鬼ごっこになっていた

だからごめんなさいって!

角を曲がろうとしたときの

ちょ!おい!!

キャッ!!!

???

うわっ!!

人と衝突した

???

だ、大丈夫ですか?!

ご、ごめんなさい

私がちゃんと前を見てなかったせいで

???

こちらこそごめんなさい

???

大丈夫ですか?立てますか?

は、はい

ありがとうございます

手をつかもうとしたとき

ズキッ

凪!大丈夫か!

手を二人は繋いでいる

ズキッ

???

あ、すみません!!!

???

ぼ、僕レッスンあるんで!!!!!

走って行ってしまった…

あ、ちょっと

本当にありがとうーー!!

絶体絶命のピンチになってしまった…

ピンチとか言うな

わ、私と関わりたくないんじゃないの?

気に食わないんじゃないの?

確かに言った

そう俺は

ごめん

あのときはついカッとなってしまった

え…

うん

私こそ…ごめんなさい

わかったような言い方をして…

はっきり言うと俺は凪が気に食わねぇ

だけど…

だけど?

あんな歌声聞いたら

誰だって惚れるさ…//

え?

なるほど…?

あーもう!

それでさ、

お前ボーカルやる気ない?

防音室

ー♪!

パチパチパチパチ

やっぱりすごいい!!!!

透明感いいな

あ、ありがとう

うちのバンドにはボーカルが入った

まさか本気で入ってくれるとは…

楽しそうだもん!

面白そうだし!

そうか

あ、これ!

バンドの申請書?

ああ。

これをすれば毎週のように防音室借りれるし、

ライブとかもやりやすくなる

へぇー!こんなのもあるんだ!!

名前ってどうすんの?

バンド名

あー…

どうすようか…

いい名前名前…

いい声声…

スラスラっ!

Light

Light?

凪の声が主成分にこれからなっていく

凪の声って軽くて高いけど

明るくてきらびやかだから

…///

な、なんか言え!!//

流石リーダー

めっちゃいいね!

なんかすごく嬉しい!!

よし!これから頑張っていこうね!

そうだな!

うん!!!

ああ!!!

※注意:

バンド申請は5人以上が必要

この作品はいかがでしたか?

30

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚