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???

実は……

少女がケータイの画面を見せる

そこに映し出されているのはとある建物の写真で私でも知ってる場所だった

椎乃咲 桜

あ!ここね!

白上 伶夏

ここなら……

白上 緋彩

確か次の曲がり角を右、3個目の曲がり角を左、数10m歩いたら看板があるので、分かりやすいと思います

???

そうなんですね!ありがとうございます!

少女が真ん中の伶夏に手を差し出す

白上 伶夏

ん、

伶夏は数秒の硬直の後、その意味を理解したのかその手を取り、握手する

???

貴方も!

椎乃咲 桜

どういたしまして

数秒間を置き椎乃咲とも握手をする

???

貴方も!

白上 緋彩

あ、はい

同じく緋色とも

???

ありがとうございましたー!

椎乃咲 桜

嵐のような子だったわね

白上 緋彩

握手……?

白上 伶夏

……………?

???

簡単だったわ

人気の少ない大通りから離れた路地裏の真ん中で吹き抜ける風を浴びながら少女がつぶやく

1人、人影が近付く……

???(電話越し)

目標は達成できたー?

???

当たり前、なめてるの?

少し威圧的に言葉を掛ける

しかし、男は慣れた顔で黙った 数秒の間を置き少女が話し出す

???

まず、白髪の子は白上伶夏
物質を分解して、分解した物質で違う物体を生成する異能力者、ランクはB+

???(電話越し)

あの子がね〜

???

ピンク髪の子は椎乃咲家の人間よ

???(電話越し)

げっ、マジか………

???(電話越し)

異能力は?

???

お母さん譲りの『酷桜』
でもまだBランクよ

???(電話越し)

早いうちに手を打ってもいいな

???

金髪の子は白上緋色、元ミッドハート……って

???(電話越し)

ミッドハート……だと!?

明らかに声を上げ驚愕する

???

知ってるの?知らない言葉なんだけど

???(電話越し)

あ、いや、なんでもない
異能力はどうだった?

???

『緋眼』、見た者、物体を止める能力らしいわ、ランクはA+
弱点は視界を塞がれると発動出来ない所

???

アンタならそんな事しなくても大丈夫だけどね、

???(電話越し)

あー確かに、視界に映ることはないだろうな

少し誇らしげに余裕の微笑みを浮かべる

???(電話越し)

『緋眼』………死んだはず

???(電話越し)

しくじったか、夜叉……

???

ん?なんか言った?

???(電話越し)

いや、なんでもない

???

キモイからボソボソ話すのやめて

???(電話越し)

ねぇ!?酷くない!?

涼嶺 敦輝

階段なっっっっっが

見上げただけで登るのも憂鬱になるような長い階段を一歩ずつ確実に上り上げ頂上へと着く

相崎 蒼太郎

まぁまぁ

まずは会ってみよう と、言う事で僕も暇な事もあり先生の師匠と言う人に会いに行くことになったのだが…………

涼嶺 敦輝

こんな所に……神社あったんですね

そこにはこじんまりとしていて、お世辞にも綺麗とは言えないけどしっかりと掃除された可愛い神社があった

相崎 蒼太郎

隠れた秘境の様な感じですね

バカみたいに長い階段に既に僕の足は限界を迎え、息を調えつつ足につかの間の休息を与える

相崎 蒼太郎

師匠!おいでになられますか!?

似合わない大声を上げ、「師匠」と、言う者をよ呼び出す。

少し間を置く…… こんな所に人が住んで居るのだろうか?

ガラガラガラ……

扉が開く

???

誰じゃ〜

気の抜けた顔をしては居るものの確かな貫禄を持つ老人が神社から気だるげに出てきた

相崎 蒼太郎

お久しぶりです、師匠

???

おー蒼太郎か!

???

どこで何しとっとんじゃ?

相崎 蒼太郎

東能高で教鞭を取ると手紙で御報告したはずですが……

???

あの学堂は嫌いじゃ

相崎 蒼太郎

お読みになられて無いのですね……

???

で、そこの坊主は?

急に話を振られ、今まで蚊帳の外だった僕はビクッと身体を震わせてしまう

涼嶺 敦輝

涼嶺 敦輝と言います……

涼嶺 敦輝

実は………

???

ほう……?弟子にしてくれと?

相崎先生が訳を説明してくれた

相崎 蒼太郎

ええ、師匠なら……と

???

興味深いな……小僧!

涼嶺 敦輝

は!はい!

またも急に話しかけられて驚く、しかも急な大声のダブルコンボだ

???

蒼太郎、お前が教えなんのじゃ?

相崎 蒼太郎

私の手に負える件では無いと判断した結果です

???

そうか…小僧、動くなよ

涼嶺 敦輝

は、はい?

動くな……?なんで?

意味のわからない命令にその気迫からか無意識に従いつつも心の中で疑問を浮かべる

???

異能力……『異剣真心』(いけんまごころ)

涼嶺 敦輝

えっ!?はい?ちょッ

師匠と、呼ばれる老人が腰に収めた刀をゆっくりと抜刀する……

???

真心流……「見心」ッッ!!

涼嶺 敦輝

ふぁ!?

とてつもないスピードで斬り掛かる

シュッッンッッ!!

涼嶺 敦輝

風が切れる音の後、静寂が訪れる

涼嶺 敦輝

あれ?なんともない?

あれ?何も痛く無いし、異常も無い……確かに斬られた筈なのに……

???

驚いたか、小僧?

涼嶺 敦輝

な、なにかしたんですか?

???

小僧の心を切り開かせて貰った

???

儂の異能は『異剣真心』
心を斬る異能力者である

涼嶺 敦輝

心を斬る……?

???

あぁ、そうじゃ…その延長線上で、斬った奴らがの心を覗く事が可能なのじゃ

涼嶺 敦輝

つまり……今、僕の心を見たってことですか?

???

蒼太郎、

相崎 蒼太郎

はい

???

確かに敦輝は蒼太郎の手に負える奴じゃないのう、良い若者を連れてきた

涼嶺 敦輝

えっ?なんで僕の名前を……

???

心を見たと言ったじゃろうて

???

小僧の事は親以上に把握出来ておる

涼嶺 敦輝

えぇ………

???

そうじゃ、自己紹介が遅れたの

刀円寺 白銅

儂の名は刀円寺 白銅(とうえんじ はくどう)……異能は『異剣真心』!異能力政府8位ランクはA+じゃ

涼嶺 敦輝

えええ!?大物ッッ!?!?

刀円寺 白銅

ハッハッハっ昔の話じゃ

刀円寺 白銅

よし、小僧

涼嶺 敦輝

はい……?

相崎 蒼太郎

では、私はここで失礼

あれ?相崎先生逃げなかった?

刀円寺 白銅

この後暇かの?

あっ……終わった……

これは間違っても 「暇ですよ」 はダメなヤツだ……僕の危険信号が警鐘をこれでもかと鳴らしている…

涼嶺 敦輝

いやぁ……実はこれから大事な予定が…………

刀円寺 白銅

小僧の心にはそんな予定は無かったが?

この人に嘘意味無いぃぃぃぃ!!

suzu_ria

お久しぶりです
suzu_riaでございます

suzu_ria

じつは今夏から変更点がございまして……今回から主人公の心の声(?)を黒背景にしました。

suzu_ria

ナレーションも黒背景ですが頑張って見分けて下さい

suzu_ria

東ミハを最後まで見てくれてありがとう!面白い!と思ったら
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お願いします!!

suzu_ria

じゃねBy!

東京ミッドハート0

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コメント

4

ユーザー

握手はせんほうが良かったんかー…!

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